海外旅行へお出かけですか?
でしたら、「海外旅行傷害保険」付きのクレジットカード! これはぜひ持っていただきたいです。
それも、年会費無料のクレジットカードでいいんです。
楽天カードの、海外旅行傷害保険を見ていきましょう。年会費はもちろん0円です。
①傷害死亡・後遺障害 | 最高額 2,000万円 |
②傷害治療保険 | 1事故限度額 200万円 |
③疾病治療費用 | 1疾病限度額 200万円 |
④賠償責任(自己負担額なし) | 1事故限度額 3,000万円 |
⑤救援者費用 | 年間限度額 200万円 |
①~⑤まで、どれも欠かせない補償ですが、中でも注目したいのは②と③です。
旅行先でのケガや病気に対応する保険額は、クレジットカード選びの重要ポイントになります。
また、家族で旅行する際には家族にも保険が適用されるかどうかも気になりますね。
この記事では、旅行保険付きの年会費無料の一般クレジットカードや、家族にも保険が付帯されるゴールドカードをご紹介します。現在お持ちのクレジットカードの保険を確認しつつ、足りない部分を補えるクレカを見つけてください。
海外で病気になったら…治療費はいくらかかる?
海外旅行や海外出張中、怪我や病気、事故や病気の悪化により手術を受けた…と言った時、あなたに代わって診療費や治療費、手術費を支払います。
「だけど、海外でもし怪我や病気になっても、医療費はそんなにかからないんじゃない?」
と思う方がいると思いますので今回、海外で治療や手術を受けるとどのぐらい費用が発生するか?世界でも高額と言われているアメリカで見てみましょう。
都市名 | 手術費(虫垂炎) | 病院個室代 |
ホノルル | 約107万円※入院1日 | 約10万~16万円 |
ニューヨーク | 約214万円※入院4日 | 約21万円※一般病棟 |
ロサンゼルス | 約107万円※入院3日 | 約12万円 |
サンフランシスコ | 約321万円※入院3日 | 約25万円 |
参考サイト/世界の医療事情 東京海上日動の海外旅行保険
ちなみに、日本で虫垂炎になった場合は約30万円で入院も約1週間ほどです。それに比べて高すぎますよね。
とは言え、万が一の備えが必要です。
海外旅行傷害保険付きクレジットカードは必須ですね。
クレジットカード海外旅行傷害保険の自動付帯&利用付帯とは?
クレジットカードの海外旅行傷害保険は、「自動付帯」と「利用付帯」があります。
どちらも海外旅行保険が受けられますが、その違いは、
・自動付帯:クレジットカードを所有しているだけ
・利用付帯:海外旅行の旅行代金をクレジットカードで支払った
旅行先の公共交通機関をクレジットカードで支払った
利用付帯の場合は、クレジットカードで旅費を支払っておくことをおすすめします。
海外旅行傷害保険付帯のクレジットカードの選ぶ3つのポイント
治療費や賠償責任補償額、救援者費用も大切
クレジットカード付帯の海外旅行傷害保険を選ぶ際に忘れずにチェックしたいのは、現地でのケガなどの治療費や、お店でうっかり商品を落として壊してしまった場合などに使える損害賠償金額です。
また、入院などになった場合は日本から家族が駆けつける渡航費が必要になります。そのための救援者費用も付くのか確認しましょう。
自動付帯&利用付帯のチェックは必ず行いましょう
先ほども説明した通り、自動付帯は所有しているだけで保険が適用されますが利用付帯は違います。
利用付帯はクレジットカード会社の規定を満たさなければ、補償を受けられません。
それを確認せずにクレジットカードを所有していると、もしもの事態に遭遇した時、本来利用できるはずの保険が受けられない可能性が出てくるのです。
帯のクレジットカードを選ぶ際には、自動付帯・利用付帯の確認を必ず行いましょう。
家族で利用するなら保険の適用範囲も確認!
家族旅行の場合は、補償範囲の条件を確認しましょう。
多くのクレジットカードでは基本的に「本会員」のみが対象ですが、クレジットカードの中には家族も含むカードも存在します。
海外旅行傷害保険のクレジットカードを合体!?複数持ちで合算可能
「海外旅行傷害保険付帯のクレジットカードを見ていると…正直、補償金額に不安があるな…」
確かに、一部のクレジットカードを見ると、例えば怪我や病気の補償金額が数十万円~100万円と、物足りなさを感じるカードも出てきます。
しかし!クレジットカードは、複数枚のカードを合わせることで補償金額を合算させることが可能です!
例として、年会費無料の楽天カードと同じく無料のエポスカードを組み合わせていきましょう。
楽天カードは利用付帯なので、旅費は楽天カードで支払いっておきます。
●楽天カード(利用付帯)
傷害死亡・後遺障害 | 最高額 2,000万円 |
傷害治療保険 | 1事故限度額 200万円 |
疾病治療費用 | 1疾病限度額 200万円 |
賠償責任(自己負担額なし) | 1事故限度額 2,000万円 |
救援者費用 | 年間限度額 200万円 |
●エポスカード(自動付帯)
傷害死亡・後遺障害 | 最高額 500万円 |
傷害治療保険 | 1事故限度額 200万円 |
疾病治療費用 | 1疾病限度額 270万円 |
賠償責任(免責なし) | 1事故限度額 2,000万円 |
救援者費用 | 1旅行・保険期間中の限度額 100万円 |
携行品損害(免責金額3,000円) | 1旅行・保険期間中の限度額 20万円 |
この金額を合算させると……
・傷害治療費用=400万円
・疾病治療費用=470万円
・損害賠償=4,000万円
・救援者費用=300万円
※傷害死亡・後遺障害は合算できません
と、なります。
保有クレジットカードで補償金額が増加するため手厚い補償を受けられます。クレジットカードの枚数制限もありません。
補償金額が少ない場合は、海外旅行傷害保険が自動付帯するクレジットカードをもう1枚、発行してみましょう。
長期滞在はクレジットカードの海外旅行傷害保険で大丈夫?期間を延ばす裏技は?
90日間以上滞在するならクレジットカードではなく保険会社がベスト!
海外留学や海外出張で「90日間」以上海外に滞在するなら、クレジットカードよりも保険会社の海外旅行傷害保険が良いでしょう。
理由として、多くのクレジットカードの海外旅行傷害保険の適用期間は90日間に設定されているからです。
その点、保険会社が提供する海外旅行傷害保険は、保険会社によって半年~1年間の期間、補償が受けられます。
旅行や短期出張であればクレジットカードでも問題ありませんが、90日以上、海外で過ごすなら保険会社の海外旅行傷害保険が良いでしょう。
クレジットカードの使い方で海外旅行傷害保険の期間が延びる?その方法とは?
実はクレジットカードの使い方によって、補償期間を延長させることができます。
その方法は、海外旅行傷害保険付帯のクレジットカードを補償期間いっぱいまで利用し、期間が過ぎるところで利用付帯のクレジットカードを利用するのです。
例えばAカード・Bカードの期間が90日間だとすると、Aカードの補償期間+Bカードの補償期間を加えて合計「180日間」に補償期間を延ばすことができます。
つまり、再び補償期間いっぱいになれば利用付帯のクレジットカードを利用して更に補償期間を延ばせますので、複数枚クレジットカードを所有している方ですと半年~1年間延長できます。
ただし、この裏技を利用する際には下記に紹介する注意点を良く読み、利用するかどうか検討しましょう。
・この裏技は、利用付帯の適用条件が「公共交通機関の利用」や「海外旅行&海外出張先で対象のカードを利用した」等であることが前提です
・クレジットカードによって利用付帯の規定が「海外旅行ツアーの代金」「海外旅行ツアー参加時に生じる交通費」と言ったように予め設定されていると利用できません
【自動付帯】クレジットカードを所有するだけで海外旅行傷害保険が受けられる5枚紹介
エポスカード
初めに紹介するのは「エポスカード」です。
傷害死亡・後遺障害の補償金額は低いものの、傷害・疾病時の治療費は200万円以上の優れたカードです。
三菱UFJニコス VIASOカード(学生用)
同じく三菱UFJニコスが発行する「三菱UFJニコス VIASOカード」を紹介します。
年会費無料のクレジットカードで、最高2,000万円の補償と治療費も100万円までカバーしてくれます。
ただし、自動付帯は18歳以上の高校生を除く学生のみです。
一般は旅行商品をVIASOで支払うことで条件となります。
ビックカメラSuicaカード
自動付帯の最後に紹介するクレジットカードは「ビックカメラSuicaカード」です。
こちらは、国内・海外共に保険がつく強みを持った1枚であり、Viewカードなので切符や定期券、特急券を購入するとポイントが3倍にアップ!電車を使って空港に行くときからお得に使えます。
ただし障害治療・疾病治療費用の金額はやや低いため、もう一枚海外旅行傷害保険が付帯したクレカを持つと良いでしょう。
【利用付帯】旅費の支払いなどで海外旅行傷害保険が受けられるおすすめの1枚とは?
楽天カード
傷害死亡・後遺障害 | 最高額 2,000万円 |
傷害治療保険 | 1事故限度額 200万円 |
疾病治療費用 | 1疾病限度額 200万円 |
賠償責任(自己負担額なし) | 1事故限度額 2,000万円 |
救援者費用 | 年間限度額 200万円 |
利用付帯、最初に紹介するのは「楽天カード」です。
JCBカード(一般)
JCBカード(一般)では、最高2,000万円の海外旅行傷害、そして怪我や病気の時に活躍する補償金額が100万円付帯します。
そして嬉しいことに、通常は「1,000円=1ポイント」のところ、海外でJCBカードを利用するだけでポイントが2倍にアップします!
利用条件:①出国前に「搭乗する公共乗用具」または「参加する募集型企画旅行」の料金をJCBカード(一般)で支払っていること
②「MyJチェック」の登録をしていること
パッケージツアーの代金か、渡航先までの航空券をJCBカード(一般)で支払い、MyJチェックの登録をしている必要があります。
「MyJチェック」はカードの利用明細を紙の郵送をやめ、WEBで確認できるサービスです。
紙で利用明細を受け取ることはできなくなりますが、パソコンから簡単に利用明細をダウンロードすることもできます。
アメリカン・エキスプレス®・グリーン・カード
海外に強いクレジットカードを探しているなら、アメリカン・エキスプレス®・グリーン・カードがおすすめです!
年会費は1,100円。
本会員のみならず、家族にまで保険が適用されますし、最高5,000万円の補償や治療費、賠償責任等々の補償額が充実しています。
三井住友カード(NL)
利用付帯、最後に紹介するクレジットカードは「三井住友カード(NL)」です。
もしくは「③日本出国後に公共交通乗用具」の利用代金をはじめて三井住友カード(NL)で支払っていること。
この③は「クレジットカードの使い方で海外旅行傷害保険の期間が延びる?その方法とは?」で紹介した、長期の旅行や出張で保証期間を延ばす方法に利用できます。
ただし、①もしくは②の支払いを三井住友カード(NL)で行っている場合は適用されませんのでご注意ください!
家族もOK!本人&家族も海外旅行傷害保険が受けられるクレジットカードとは?
JCBゴールド
初めに紹介するのは「JCBゴールド」です。
海外旅行傷害保険は自動付帯のカードですが、死亡後遺障害の保証金額は5,000万円、障害・疾病費用も300万円と充実しています。
更に条件(※1)を満たすことにより、死亡後遺障害の補償金額が最高1億円となります。
※1日本を出国する前に「搭乗する公共交通乗用具」または「参加する募集型企画旅行」の料金をJCBゴールドで支払うこと。
家族(※2)も含めて充実の補償金額になりますので、海外旅行の心強い味方になることでしょう。
※2ゴールドカード本会員の方と生計をともにする家族で、19歳未満のお子様
三井住友カード ゴールド(NL)
傷害死亡・後遺障害 | 最高5,000万円 |
---|---|
傷害治療費用(1事故の限度額) | 最高300万円 |
疾病治療費用(1疾病の限度額) | 最高300万円 |
賠償責任(1事故の限度額) | 最高5,000万円 |
携行品損害 [自己負担:1事故3,000円] (1旅行中かつ1年間の限度額) |
最高50万円 |
救援者費用(1年間の限度額) | 最高500万円 |
海外旅行傷害保険 家族特約 | あり |
三井住友カードが発行する「三井住友カード ゴールド(NL)」も見逃し厳禁の1枚です。
利用付帯となっており、障害死亡・後遺障害補償が5,000万円、怪我や病気の治療費を300万円まで補償します。
家族(※2)にも最高1,000万円、怪我や病気の治療費の補償も200万円まで補償されています。
※2生計を共にする19歳未満の同居の親族、又は19歳未満の別居の未婚の子
セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード
アメックスの機能とセゾンカードの機能を合わせ持つ「セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード」も、海外旅行のお供に最適です!
自動付帯でありながら上図で紹介しているように、最高5,000万円の補償と300万円の治療費。
その上、家族(※1)であっても治療費が300万円のままというのは素晴らしいポイントです。
※1本会員の配偶者、本会員またはその配偶者と生計をともにする同居の親族、本会員またはその配偶者と生計をともにする別居の未婚のお子様
まとめ
いかがでしたか?
海外旅行や海外出張中、あなたの身に何が起きるか分かりません。
怪我や病気、そしてトラブルに巻き込まれ入院や手術…。または窃盗や災害などで携行品に損害が出る可能性もあります!
保険会社の保険に加入することも大切ですが、海外旅行傷害保険付帯のクレジットカードがあれば、もしもの時にあなたに代わって補償してくれますし、何より所有しているだけで安心感が出ます。
もし海外旅行や海外出張へ行く際は、お供に海外旅行傷害保険付帯のクレジットカードはいかがでしょうか?