ファンドラップとは、値動きの違う投資信託を組み合わせてパッケージにした商品です。
近年、銀行や証券会社が非常に力を入れていることもあり爆発的に残高が増えている商品です。
ファンドラップは、ファンドマネージャーが投資家に代わって運用をしてくれるので忙しい方を中心に人気のある商品です。
しかし、ファンドラップの購入は避けたほうが良いと思います。何故なら手数料が非常に高いからです。
多くのファンドラップは、購入する時の手数料は無料です。しかしランニングコストが高いのです。
ファンドラップのランニングコストは2種類あります。
1つは、投資信託にかかる信託報酬というランニングコストです。
2つ目は、ファンドラップ全体にかかるランニングコストです。
ファンドラップで運用すると、投資信託にかかる信託報酬だけではなくファンドラップ全体にかかる手数料がかかるのです。
この2つのランニングコストを合わせると年間3~4%かかることが一般的です。
これだけ高いランニングコストを払うのであれば、主にネット証券で販売している、信託報酬の低いインデックスファンドを組み合わせて運用した方が各段にコストは安くなります。
日本株や日本債券、米国株、新興国株などに投資されているインデックスファンドを組み合わせることにより自分でファンドラップの運用をすることが出来るのです。
わざわざランニングコストの高いファンドラップを購入するメリットはありません。