コラム

あなたは大丈夫?「年会費無料」に潜む罠に気を付けて!!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

『年会費無料』という言葉はクレジットカードの売り文句によく使われます。

年会費無料なら、クレジットカードを使い続てもコストがかからないため、私たちにすれば嬉しいことでしょう。

しかし、この『年会費無料』には、思いもよらない罠があったのです…。

実は、年会費無料は4種類ある

年会費無料のクレジットカードには、なんと4つの種類があります。

「永久」無料
「永年」無料
「実質」年会費無料
「初年度」年会費無料

上記の4種類はそれぞれ意味が微妙に違っているのです。

これが罠の入り口になっています。
まずはそれぞれの『年会費無料』がどういったものか解説しましょう。

「永久」無料

永久無料とは、文字通り年会費がずっと無料という意味です。

永久無料としている以上、そのクレジットカードは今後も年会費が有料になることはありません。私たちからすると、メリットしかないサービスです。

永久無料のクレジットカードは、『出光カードまいどプラス』などが例に挙げられます。

「永年」無料

永年無料も、永久無料と同様にずっと年会費が無料です。

ただし、永年無料のクレジットカードは、いつか有料になる可能性がある点に注意してください。いつ有料になるか誰にも分かりませんし、そもそも有料にならないかもしれません。

永年無料のクレジットカードを作る時は、その点を知っておくとよいでしょう。

また、シンプルに年会費無料としか書いてないクレジットカードも、この『永年無料』の部類に入ります。

そんな永年無料のクレジットカードは、『楽天カード』や『エポスカード』などです。

「実質」年会費無料

実質年会費無料とは、一定条件を満たせば年会費無料になるという意味です。

例えば、「クレジットカードを年に1回以上使ったら年会費無料」といった条件があります。

年に100円の利用をするだけでも年会費が無料になるので、実質無料なのです。

実質年会費無料のクレジットカードは、『ビックカメラSuicaカード』などが例に挙げられます。

「初年度」年会費無料

初年度年会費無料とは、最初の一年のみ年会費が無料であるという意味です。

クレジットカードに入会した月の1年後から、定められた年会費を払わなければいけません。

初年度年会費無料のクレジットカードは、『JCBカード』や『ANAカード』などが例に挙げられます。

年会費無料の罠とは

年会費無料という言葉が引き起こす罠とは、以下のことです。

・年会費無料と思って作ったクレジットカードが、本当は実質年会費無料もしくは初年度年会費無料だった。

上記の場合、2つのトラブルが考えられます。

①年会費無料のクレジットカードを作ったが、使わなくなってしまった。しかし、そのカードは実は実質年会費無料のカードで、いきなり年会費が口座から引き落とされた。

②年会費無料のクレジットカードだと思って、安心して使っていた。しかし、本当は初年度年会費無料のカードで、いきなり年会費が請求された。

年会費無料という言葉に踊らされると、このようなことが起きるかもしれません。

4種類のうち、どの『年会費無料』なのか忘れずに確認してください。

年会費無料に騙されるな

年会費無料という甘い言葉の裏には、思いもよらない罠があることが分かりました。

みなさんは罠に引っかからないように、十分に気を付けてクレジットカードを作りましょう。

マスケン

投稿者の記事一覧

東京都大田区出身。Webライター兼投資家の大学生。自らの投資経験とメディア運営経験を活かし、FP2級の専門性から数々の「お金」に関する記事を執筆。簿記3級も保有。

カード絞り込み検索

PAGE TOP