デビットカードはどこも同じ…なんて考えは一昔前のことです!
現在、ただ単にキャッシュレス決済の手段だけでなく、キャッシュバックやポイント還元と言った特典が満載。
更に、一部のデビットカードではATMの優遇や、デビットカードなのになんと海外旅行傷害保険まで付帯するカードまであるのです!
にもかかわらず、デビットカードを比較しないで選ぶのは非常にもったいないことです。
デビットカード選びに迷える子羊のあなたに、これより筆者が厳選したおすすめのデビットカード16枚を紹介&徹底解説していきます。
これを見れば、あなたにピッタリのデビットカードが見つかりますよ!
絶賛拡大中!デビットカードのメリット&デメリット
使いすぎを防止!銀行口座に入金されている金額のみ利用可能
デビットカード最大のメリットは、使いすぎを防止できることです。
デビットカードは「銀行口座」に入金されている金額のみ決済可能のため、もし入金されている金額以上の決済をすると「エラー」となり決済できません。
つまり、銀行口座に入金されている金額がクレジットカードの「限度額」と同じになります。
したがって、使いたい分だけ入金すれば良いので、クレジットカードのように使いすぎを防げるわけです。
銀行口座直結!ATM手数料の削減&使いすぎを防げます
次に紹介するデビットカードのメリットは、ATMへ行く回数を減らせることです。
デビットカードは決済すると即、あなたの銀行口座から利用料金が引き落としされます。
そうなると、わざわざATMに足を運んで現金を下ろすことをしなくても、銀行口座にあるお金を利用できるわけです。
そのため、ATMに足を運ぶ手間や、時間外手数料で無駄な手数料を徴収されることもなくなりますよ。
キャッシュバックなどの特典あり!
一昔前のデビットカードと異なり、今のデビットカードはキャッシュバックやポイント還元などの特典があります。
今まで現金で支払っていたものを、例えばポイント還元率1%(100円=1ポイント。1ポイント=1円相当)の「楽天デビットカード」に切り替えるとどうなるか?
月5万円利用したとすると、1ヶ月で「500ポイント」半年で「3,000ポイント」1年で「6,000ポイント」も貯まる計算になります。
今まで現金で支払っていたことを、デビットカードに変えるだけでなんと1年間で6,000円分相当のポイントが貯まるのです!
クレジットカードと同じように、キャッシュバックやポイント還元率の恩恵を受けてみてはいかがでしょうか?
学生&無職も持てる?審査がないデビットカード
最後に紹介するメリットは「審査」についてです。
クレジットカードの場合、発行するにはカード発行会社による審査が発生し、審査に通らなければクレジットカードを発行できません。
その上、多くのクレジットカードは「満18歳以上」という年齢制限を設けているため、学生が発行するのはほぼ不可能でした。
一方、デビットカードは「銀行口座の金額=限度額」のため、クレジットカードのように信用で限度額を設定していませんので審査は一切ありません。
その上、作成可能年齢も「満15歳以上」のところも多く、学生でも手軽に作れる優れものです。
もし、審査に不安がある、学生でもカードが持ちたいと思ったらデビットカードがおすすめです。
デビットカードに欠陥あり?抱えるデメリットとは?
入金忘れは恥ずかしい!銀行口座にお金が無いと使えない
デビットカードは銀行口座にお金が無いと、残念ながら利用できません。
それを知らずに、銀行口座へ入金を忘れていると決済時にエラーが発生し、レジの前で立ち往生!
決済できずに恥ずかしい一面を他人にさらしますし、欲しかった商品を諦める事態も発生しますので、ここがクレジットカードとの違いでありデメリットになります。
限度額が少ない!高額な買物に不向き?
デビットカードは銀行口座にある金額が限度額になりますが、もう1つ利用できる範囲を設定しています。
例えば「SMBCデビット」の限度額を見ると、1ヶ月あたり「100万円」に設定されています。
つまり、たとえ銀行口座に100万円以上の現金が入っていても、1ヶ月100万円以上利用すれば、その月にSMBCデビットが利用不可能になります。
一方、クレジットカードは限度額を100万円以上のカードも多く、限度額に物足りなければ限度額を増やす申請が可能です。
高額な買物を予定している場合、残念ながらデビットカードは不向きになるでしょう。
クレジットカードと同様の優待や特典を求めるのは難しい
クレジットカードでは、各カード発行会社によって様々な特典や優待を用意しています。
例えば、レストランの飲食代や施設の利用料金が割引になる、または優先入場や本来なら特定の方しか利用できないホテルやゴルフ場を利用できるなどの、特典や優待があります。
しかし、デビットカードはキャッシュバック・ポイント還元といった特典はあるものの、クレジットカードと同等の特典や優待は付属していません。
割引や優待を受けてお得に生活を送る場合、デビットカードよりもクレジットカードの方がメリットがありますよ。
作る前に必読!デビットカードの比較ポイントとは?
デビットカードは国際ブランドの比較も大切!VISA&JCB
デビットカードを選ぶ際、国際ブランドを必ず選択しなければいけません。
デビットカードで選べる国際ブランドは現在「VISA」「JCB」の2種類があり、もしこの中から選ぶなら、あなたが「海外利用」「国内利用」どちらを重視しているかで選びましょう。
VISAは世界的に利用されており、世界4,000万ヶ所以上の店舗で利用可能。JCBは日本国内で非常に強く、殆どの国内店舗で利用できますが海外の利用可能店舗では、VISAに劣ります。
したがって、海外利用も考えているなら「VISA」国内利用メインなら「JCB」が良いでしょう。
デビットカードのキャッシュバック&ポイントで比較
次にデビットカードの「キャッシュバック率」「ポイント還元率」も比較ポイントです。
デビットカードでキャッシュバックやポイント還元率が変わらないと思ったら大間違え!
デビットカードの発行会社が違うだけで、下記のように還元率が大きく異なります。
●キャッシュバック率
・SMBCデビット:0.25%
・Sony Bank WALLET(Visaデビットカード):通常0.5%、最大2%
●ポイント還元率
・りそなVisaデビットカード<オリジナル>:0.5%(1,000円=5ポイント)
・住信SBIネット銀行 Visaデビット付キャッシュカード:0.6%(1,000円=6ポイント)
・楽天銀行デビットカード(JCB):1%(100円=1ポイント)
上記を見て分かるように、デビットカードが違うだけで双方ともに2倍以上の差が出ることもあります。
また、マイルを貯めているなら200円につき1マイル貯まる「りそなデビットカード JMB」も忘れてはいけません。
そのため、キャッシュバックやポイント還元を重視しているなら、デビットカード1枚1枚、しっかり比較しましょう。
年会費の確認は必須!
一部のデビットカードは、所有しているだけでも年会費が発生するカードがあります。
例えば年会費が千円で、年間●●万円利用すると無料になる場合、利用するならばいいですが、利用しない場合は年会費が無駄になります。
また「りそなデビットカード JMB」も同じ年会費が発生するものの、最低でも「年1回」利用すれば無料になるため、年会費無料のハードルが低いです。
とはいえ、使わずに塩漬け状態にしていると年会費を無駄に支払うのは変わりません。
そのため、年会費をかけたくないなら、年会費無料のデビットカード、または年会費無料のハードルが低いカードを選びましょう。
銀行系デビットカード徹底比較!特典内容やメリットは?
三井住友銀行デビットカード(SMBCデビット)
初めに紹介するのは「三井住友銀行」より発行されている「SMBCデビット」です。
このデビットカードの特徴は3つ!
1つは購入商品・代金にかかわらず「0.25%」のキャッシュバックを受けられることです。もう1つは年会費無料にもかかわえあず、便利な決済サービス「iD」「Visaタッチ」を利用できます。
専用の端末にかざすだけで簡単に決済できるため、サインや暗証番号の入力を一切使用せずスマートな支払いを可能にします。
最後は、ショッピング保険&不正利用時の補償をしてくれることです。
ショッピング保険は購入日から90日(海外のみ。自己負担として3,000円徴収されます)不正利用は申請から60日前にさかのぼり、補償してくれる優れた機能です。
キャッシュバック率に物足りなさを感じるものの、充実の補償と年会費無料でiDやVisaタッチが利用できるのは素晴らしいポイントです。
みずほJCBデビット
みずほ銀行もデビットカードに参入です!その名も「みずほJCBデビット」
このデビットカードの特徴として、他のメガバンクにはない強力な特典「海外旅行傷害保険」を付帯しています。
このように最大3,000万円の海外旅行傷害保険が付帯しており、なおかつ国内でも同様に最大金額の補償を受けられます。
その上「ショッピングガード保険(海外)」も付帯しており、商品に破損・盗難などの損害が発生した場合は購入日より90日前にさかのぼり、最大100万円まで補償してくれます。(自己負担額1万円)
その他にも下記の特徴を持っています。
・年会費は23歳以下無料。24歳以上でも年1回利用すれば無料
・キャッシュバック率0.2%
・みずほ銀行ATM、イオン銀行ATMの時間外手数料無料
・コンビニATMの時間外手数料を月4回まで無料
・みずほ銀行支店宛の振込手数料が無料。他行宛は月4回まで無料
りそなデビットカード(VISA)
銀行系デビットカードでポイントを、がっつり貯めたい!そんなあなたの希望を叶えてくれるのが「りそなデビットカード」です。
りそなデビットカードのポイント還元率は「1,000円=5ポイント(0.5%還元)」その上、りそなデビットカードの引き落とし時にも毎月「10ポイント」加算されます。
その他にも「給与の受け取り=20ポイント」「積立定期預金=5ポイント」「マイゲートログイン=5ポイント」「外貨預金=3ポイント」と言ったように、ポイントが自然と貯まるシステムを用意しています。
そして更に!デビットカードでは珍しい「ポイントアップ制度」も用意!
年間利用金額に応じて、なんと最大1,000ポイントも獲得できます。
もちろん「不正利用補償」として150万円「ショッピング保険」として年間最高50万円を購入日より90日間さかのぼり補償します(自己負担5,000円)
りそな銀行デビットカード(JMB)
もし「ポイントではなくマイルを貯めたい!」というなら、りそな銀行デビットカード(JMB)を活用してみましょう。
このカードはポイントからマイルに変更されており、200円ごとに1マイル貯まります。
そしてりそな銀行デビットカード(JMB)でJAL航空券を購入すると2倍にアップ!驚異のマイル還元率1%を実現します。
ただし、一般のみずほ銀行デビットカードに比べて年会費1,100円が発生します。
とはいえ、25歳以下の方は無料ですし、何より年1回でも利用すれば無料になるため年会費は特に気にする必要はないでしょう。
したがって、マイルならりそな銀行のJMBが付帯したデビットカードを選択しましょう。
流通系デビットカードはメリット豊富!?特典内容&機能紹介
セブン銀行デビットカード
セブン-イレブンユーザー、またはセブン&アイグループを利用している方がいましたら、ぜひとも「セブン銀行デビットカード」を所有しましょう!
なぜ勧めるのか?その理由は、セブン&アイグループで驚異的なポイント還元率を実現するからです。
まずは以下の項目を見ていきましょう。
・セブン-イレブン:1.5%
・セブン&アイグループ(西武・ソゴウ・デニーズなど):1%
・その他の店舗:0.5%
※貯まるポイントはnanacoポイントです
このように、セブン-イレブンで利用するとクレジットカードの引けをとらない1.5%還元を実現!その他の店舗でも、デビットカードにしては高い還元率を持ちます。
その上、既にnanacoカードを持っていても「紐づけ」可能ですので、nanacoカードを無駄にしません(もちろん新しく一体型として発行できます)
年会費無料ながら不正利用時も、1事故最大500万円の補償が出る手厚い補償を用意しています。
もし、セブン&アイグループ頻繁に利用しているなら、ぜひとも活用してみましょう。
イオン銀行デビットカード
イオンのヘビーユーザーでしたら「イオン銀行デビットカード」がおすすめです!
クレジットカードの「イオンカード」と同じく、イオンでお得になる特典を用意しています。
・200円=1WAON POINT(0.5%還元)
・毎月20・30日の「お客さま感謝デー」は5%OFF
・毎月15日「G.G感謝デー」は5%OFF(55歳以上限定)
・WAONオートチャージでもポイントが貯まる(200円=1WAON POINT)
・給与振り込みをイオン銀行にすると毎月10WAON POINT
・イオンシネマの映画料金:一般通常料金各300円引き
その上なんと!イオン銀行普通預金の金利が「0.1%」にアップ!更に「ショッピングセーフティ保険」を用意しており、万一損害や盗難にあっても購入日から180日以内であれば補償してくれます(1品5,000円以上が対象)
またデビットカードが紛失・盗難され、不正利用された際も61日前にさかのぼり補償してくれます。
年会費も無料のため、イオンのヘビーユーザー、またはこれからイオン銀行の口座を作りたいと思っている方は必見の1枚です。
楽天銀行デビットカード(JCB)
楽天カードでお馴染みの「楽天」もデビットカードを発行しました!
楽天銀行デビットカードとして登場したこのカードは、何と言ってもポイント還元率の高さが売りの1枚です!
楽天デビットカードの還元率は、100円=1ポイント、つまり1%の高い還元率を誇ります。
そしてなんと!楽天市場で利用すると2倍にポイントアップするのです。
もちろん、紛失や盗難による不正利用時も申請した日より、91日前にさかのぼり年間100万円まで補償します。
年会費無料でポイント還元率の高い、デビットカードを探しているなら楽天銀行デビットカードが良いでしょう。
特典満載のデビットカードを見逃すな!
Sony Bank WALLET
特典満載のデビットカードとしてまず、見逃せないのが「Sony Bank WALLET」です。
こちらのデビットカードは、他のカードでは見られないほど豊富に特典を揃えています。その特典を簡単に紹介していきましょう。
・キャッシュバック率0.5%。最大2%アップ可能
・PlayStation™Network/PlayStation™Store、どちらも購入代金からいつでも2%キャッシュバック
・ソニーストアーで3%OFF
・他行への振込手数料が2回無料
・ATM手数料が無料
・ATM手数料が月4回まで無料(5回目以降は108円)・アート引越センター:基本料金 25%OFF、オーダーカーテン 最大50%OFF
・ハーツレンタカー 優待特典(最大20%OFF)
・世界10通貨に対応。ソニー銀行の外貨預金口座から引き落としになるため手数料が発生しない(外貨預金口座に事前に入金していた場合)
・万一、外貨預金口座にお金がない、またはそもそも外貨預金口座を持っていなくとも、日本円を外貨に自動で両替する「円からアシスト」が用意されている
その他にも、ショッピング保険・不正利用時の補償も用意しているため、正に至れり尽くせりの素晴らしいデビットカードです。
年会費も一切かかりませんので、SONY製品を利用している方や、これらの豊富な特典を存分に活用するなら、おすすめできる1枚ですよ。
住信SBIデビットカード
住信SBIデビットカードも、豊富な特典であなたの生活に潤いを与える1枚です!早速、数々の特典を見ていきましょう。
・1,000円=6ポイント(0.6%還元)
・公共料金の支払にも対応
・かざすだけでかんたん決済の「Visaタッチ」に対応
・海外のみ、1ヶ月間の最大利用限度額を1,000万円に設定できる
・海外での決済時、わざわざ現地通貨に両替しなくてもSBIの外貨預金から決済できる
・もし、外貨預金の口座のお金が足りない場合、日本の銀行口座にある日本円から立て替えられる
・不正利用時、申請から30日前にさかのぼり、補償してくれる
このように、年会費無料のデビットカードながら特に、海外利用には限度額・海外の決済時の利便性は群を抜いています。
海外利用を検討しているなら、最大1,000万円まで拡大できる限度額、そして両替する手間がかからない決済システムがある住信SBIデビットがおすすめですよ。
デビットカードに海外旅行保険が付帯!海外旅行のお供にいかが?
NCBデビット-JCB
地方銀行の1つ「西日本シティ銀行」では、国内・海外旅行傷害保険に強い1枚「NCBデビット-JCB」を発行しています。
なんと最大3,000万円の旅行傷害保険が付属しています!
もちろん、旅行傷害保険以外にもこれより紹介する魅力的な特典を用意しています。
・1,000円=1Oki Dokiポイントが貯まる(後日、アイテムやポイントなどに交換可能)
・JCB STAR MEMBERSの特典を受けられる
・最大20倍貯まるOki Dokiランド利用可能
・NCBポイントサービスで各種手数料がお得になる
・海外で利用するとポイント還元率が2倍にアップ
・初年度年会費無料、2年目以降は「年間利用金額10万円以上」なら年会費無料(年会費1,100円)
このように、旅行保険以外にも、数々の特典であなたの生活をサポートしまてくれます。
Financial Pass Visaデビットカード
最後に紹介するのは、スルガ銀行ANA支店が発行する「Financial Pass Visaデビットカード」です。
こちらのデビットカードも、下図のように海外旅行傷害保険が付帯しています。
その上、海外旅行で遭遇する困った事態にも対応してくれます!
・商品の破損、盗難被害:購入日から60日以内であれば補償
・病気や鉄道事故により、旅行をキャンセルした場合、Financial Pass Visaデビットカードで支払っていれば5万円を限度に見舞金が支払われる(自己負担5,000円)
・海外のATMも利用可能(VISA、またはPLUSマークが記載されているATM)
そして嬉しいことに、マイルも使えば使うほど下記のように貯まっていきます。
・年間100万円以上200万円未満で3,000マイル。200万円以上で8,000マイルプレゼント
・給与振り込みをスルガ銀行ANA支店にすると毎月50マイルプレゼント
・クレジットカード及び、生命・損害保険の引き落としをスルガ銀行ANA支店にすると毎月5マイルプレゼント
・投資信託を毎月購入すると、10万円ごとに20マイル
・固定電話、携帯電話料金の引き落としで毎月5マイル
・マイル付き定期預金の預け入れで、10万円ごとに60マイル貯まる
旅行傷害保険を付帯しながら、マイルも効率よく貯めることができますので、手厚い保険&マイルを貯めているなら必見の1枚ですよ!
まとめ
デビットカードは「ブランド」またはテレビやCMで話題になり「人気だから」という理由で選ぶのはいけません。
これまで紹介してきたように、デビットカード1枚1枚には特徴があり、人によってお得と思えるものから、必要ないと感じるものまであるのです。
そして有名なデビットカードでないものの、隠れた優秀なデビットカードも潜んでいます。
したがって、ブランドや話題性、闇雲に選ぶのではなく、これまで紹介した内容を吟味しあなた自身にあった1枚を見つけてみましょう。