ANAマイルを貯めているみなさんに朗報です。
実はANAカード以外にも、ANAマイルがザクザク貯まるカードがあります。
そのカードとは…
ユナイテッド航空が発行する「マイレージプラスカード」です。
マイレージプラスとは、米国ユナイテッド航空のマイルプログラムですが、ユナイテッド航空のマイルを利用して、ANAやルフトハンザ航空の特典航空券に交換することができます。さらに日本人ならではのマイルのお得な使い方もあるんです!
今回は、ユナイテッド航空の「マイレージプラス」とマイレージプラスカードについて、徹底解説していきます。
ユナイテッド航空マイレージプラスとは?
マイレージプログラムのそもそもの意は、各航空会社が各社で顧客を囲い込む施策のことで、会員になると、マイルと呼ばれるポイントを貯めたり使ったりすることができます。「ANAマイレージクラブ」、「JALマイレージバンク」が日系エアラインでは代表的ですね。
つまり、ユナイテッド航空マイレージプラス=米国ユナイテッド航空のマイレージプログラムのことになります。
日常生活において、お店でショッピングをするとポイントが貯まるように、航空会社のマイレージプログラムは、飛行機に乗るとマイルというポイントが貯まっていく仕組みです。
貯まったマイルは、ユナイテッド航空や提携航空会社の特典航空券に交換したり、楽天ポイントに交換して利用することができます。
マイルの貯め方は?何に使う?ユナイテッド航空マイレージプラスでできる7つのこと
ユナイテッド航空のマイレージプラスに入会すると、様々なシーンでマイルを貯めたり、使ったりすることができます。今回は日本国内で利用できるサービスについてご紹介します。
マイルはフライト・ショッピング・ホテルで貯める!
1:飛行機に乗って貯める!フライトマイル
ユナイテッド航空便に搭乗すると、マイルが貯まります。またユナイテッド航空はスターアライアンスに加盟しているので、ANA搭乗時にマイレージ番号を登録しておけば、ANA便搭乗分のマイルもマイレージプラスに加算されます。
また、もし事前に登録できなくても、旅行後12ヶ月以内であれば、ユナイテッド航空にマイルの事後登録を依頼することができます。
スターアライアンスには、中国国際航空、アシアナ航空、ルフトハンザ航空などが加盟しています。
2:ショッピングで貯める!ショッピングマイル
ショッピングで貯める場合、クレジットカード機能のついたマイレージプラスカードが必要になります。通常は1,000円=5マイル(還元率=0.5%)ですが、別途マイルアップメンバーズに登録すると、3倍の15マイル(還元率=1.5%)貯めることができます。
3:ホテルで貯める!ホテルマイル
マイレージプラスには、ユナイテッドホテルの他に、マリオット、ハイアット、ラディソン、アロフト、IHGグループなど有名ホテルチェーンとの提携があります。これらの提携ホテルを予約する際マイレージ番号を登録しておくと、ホテルマイルをもらうことができます。
マイルを使う!特典航空券・アップグレード・ポイント交換・ホテル予約
4:フライトで使う!マイレージプラス特典旅行
貯まったマイルを使って、ユナイテッド航空やスターアライアンスの提携航空会社の特典航空券に交換することができます。マイレージプラスの特典航空券は、使用マイルの少ない「セーバー特典」と、より多くの座席が対象になる「エブリデイ特典」、複数都市を周遊する際に利用できる「エクスカーショニスト・パーク」の3種類から、旅行の目的やプランによって選択することができます。
5:マイルでアップグレード!マイレージプラス・アップグレード特典
ユナイテッド航空やスターアライアンスの航空券を、運賃を支払う有償航空券で購入した場合、マイルを使って座席のアップグレードをすることができます。ただしANA国内線はアップグレード対象外です。
6:ポイント交換でショッピング!楽天ポイントに交換
飛行機に乗る機会がなくても、マイルの使い道があります。マイレージプラスで貯めたマイルは、1,000マイル=400楽天ポイントに交換することができます。最小1,000マイルから1,000マイル単位で交換することができ、1年間で10万マイルまで移行が可能です。楽天ポイントは、ネットショッピング以外にも、街中のお店で使うことができます。
7:ホテル代をマイル支払いで!ホテル特典
旅行費用を少しでも節約したい!そんなあなたには、ホテル代をマイルで支払う方法がオススメです。世界中の有名ホテルやリゾートを、ユナイテッド航空HP内、マイレージプラスHPからリンクされているサイトから予約すれば、マイルで支払うことができます。日本国内の有名ホテルも対象なので、出張や家族旅行で利用してみてはいかがでしょうか。
ただし、ホテル特典はマイレージプラスのサイト以外からの予約では利用できません。また予約時の言語は英語かスペイン語のいずれかを選択しなければならないので、慣れていない方にとっては少しハードルが高いかもしれません。
せっかくのマイル旅行を楽しむならホテルサービスも充実させましょう!
他の人より早くチェックインできる「アーリーチェックイン」や、のんびりゆったりチェックアウトできる「レイトチェックアウト」で高級ホテルを超漫喫!
マイルを貯めるならもってなきゃダメな一枚、マリオットプレミアムAMEXカード。
しかもマイル交換先も多いから航空会社を最後まで選べない人にもオススメですよ。
⇒ アーリーチェックイン/レイトチェックアウトについてもっと詳しくはこちら!
ユナイテッド航空・マイレージプラスの特典航空券のルールとは?
ユナイテッド航空の特典航空券には、旅程やニーズに合わせて3種類の特典の中から選ぶことができます。
セーバー特典
セーバー特典は、ユナイテッド航空やスターアライアンス提携航空会社で利用できる特典航空券です。利用できる日にちや座席数に制限がありますが、その分少ないマイル数で特典航空券に交換することができます。ANA便を取るのであれば、セーバー特典になります。
エブリデイ特典
エブリデイ特典は、フライトごとに必要マイル数が変わる特典航空券です。ユナイテッド航空、ユナイテッド・エクスプレス、コパ航空が運航するフライトに利用することができます。エブリデイ特典であれば、座席数がセーバー特典よりも多く設けられており、予約が取りやすい一方、スターアライアンス各社には利用することができません。
エクスカーショニスト・パーク
エクスカーショニスト・パークは、複数都市周遊の旅行の一部に適用される、無料の片道特典航空券です。3つ以上の片道特典航空券を予約した場合、いくつかの必要条件を満たすことで、そのうち1つの片道特典航空券がマイル不要となります。
例えば、東京-ニューヨーク-ロンドン-東京、という旅程の場合、ニューヨーク-ロンドンがマイル不要となるイメージです。旅程によってどの部分がマイル不要になるか異なりますので、詳細は予約時に確認が必要です。
ここが違う!マイレージプラスマイル3つのスゴイとこ
ユナイテッド航空のマイレージプラスは、ANAやJALと大きく異なる点がいくつかあります。
1スゴイ! 不足マイルは購入することができる!
日系エアラインの場合、マイルを購入することができません。しかしマイレージプラスなら、マイルが不足している場合、1,000マイル=35米ドルで購入することができます。マイルが少しだけ足りなくて特典航空券が購入できない・・・なんて時も心配ありません。
2スゴイ! マイレージを家族や友人とシェアできる!
日系エアラインの場合、マイルを利用できる範囲は「2親等以内の家族・親族」に限られています。しかしユナイテッド航空のマイルは、家族や知人、友人とシェアすることができます。マイル移行は、500マイル=7.5米ドルと、1回の以降手数料に30米ドル必要です。
3スゴイ! 失効マイルを復元できる!
ANAやJALは、失効マイルは有無を言わせず失効します。マイレージプラスなら、過去18ヶ月以内に失効したマイルは復元することができます。手数料はマイル数によって異なりますが、50米ドルから手続きすることができます。
日本人ならさらにお得?!ANA国内線をマイレージプラスの特典航空券で予約する
マイレージプラスで特典航空券に交換する場合、ユナイテッド航空やユナイテッド・エクスプレスなど、本家のフライトは人気が高いため、人気の路線や日程は、需要と供給に合わせてマイル変動制が取られています。
しかし日本在住の私たちにとって、実はマイレージプラスで予約する特典航空券のとっておきの使い方があるんです!
それは、「提携特典航空券でANA国内線を予約すること」です。
実はANA国内線は、ユナイテッド航空の国際線をはじめとする長距離路線と違い、固定マイル数で予約することができます。
例えば、ANAマイルでANA国内線レギュラシーズンを予約した時、
東京(羽田)〜福岡/札幌(千歳) | 7,500マイル |
東京(羽田)〜沖縄 | 9,000マイル |
東京(羽田)〜石垣 | 10,000マイル |
が必要マイル数となります。
しかし、マイレージプラスで同じくANA国内線を予約すると、
東京(羽田)〜大阪(伊丹)/福岡/札幌 | 5,000マイル |
東京(羽田)〜沖縄/石垣 | 8,000マイル |
となり、ANAマイルで予約するよりも少ないマイル数で予約できます!
「国内線はANAが多い」という方にとっては、マイレージプラスで特典航空券を予約するのが、実は一番お得な方法なのです。
意外に簡単?!マイレージプラスの入会方法
マイレージプラスへの入会は、ユナイテッド航空のHPから簡単に進めることができます。ここからは、画面に沿って説明していきます。
ユナイテッド航空のHPにアクセスし、右上の「マイレージプラス」をクリックします。
ポップアップが出てくるので、左列「プログラムのご案内」の2行目、「マイレージプラスに入会」をクリックします。
マイレージプラスへのご入会というページが表示されます。画面に沿って、名前や住所を「英字」で入力していきます。アメリカの法律によって、航空会社への情報登録は正しく入力することが求められますので、名前のスペルはパスポート表記通りに入力しましょう。また住所の英語表記方法が分からない場合、Googleなどで住所変換ツールを検索し、利用してみましょう。
<その他注意すべき入力内容>
タイトル:「Mr.(男性全般)」「Mrs.(既婚女性)」「Ms.(未婚女性)」「Mstr./Miss.(男児/女児)」いずれかを選べば問題ありません。
電話番号:携帯電話や市外局番のはじめの「0」とハイフンを抜いて入力します。
最後まで入力したら、「同意して入会する」をクリックします。
入力内容に誤りがなければ、入会手続き完了です。下記の画面表示と合わせて、登録メールアドレスにマイレージ番号が送られてきます。マイレージ番号が確認できたら、画面右上の「ログインまたは新規入会」からログインしてみましょう!
オススメカードはこれ!「MileagePlusセゾン・アメリカン・エキスプレス・カード」
ユナイテッド航空のマイレージプラスでマイルを貯めるなら、MileagePlusセゾン・アメリカン・エキスプレス・カードがイチオシです。選べるカードブランドは、アメリカン・エキスプレス・カード・VISA・MasterCardがありますが、断然アメックスがオススメです。
年会費は、たったの1,650円と驚きの低価格ながら、最高3,000万円の海外旅行保険が付帯しています。またアメックス限定で、2年目以降更新の度に500マイルがプレゼントされます。
ショッピングで貯まるマイルは、通常1,000円=5マイル(還元率=0.5%)ですが、追加で5,500円のマイルアップメンバーズに入会すると、3倍の15マイル(還元率=1.5%)を貯めることができます。
さらに!マイレージプラスで貯まるマイルには、有効期限がありません。
ANAやJALのマイルは3年間の有効期限があることを考えると、マイルアップメンバーズに入会後、地道にマイルを貯めて、好きな時にマイル移行するのが良さそうですね。
まとめ
ユナイテッド航空のマイレージプラスは、ユナイテッド航空が外資系ということもあり、日本人にはあまり馴染みのないマイレージプログラムです。しかしマイレージプラスでマイルを貯めると、ANAはもちろん、スターアライアンス系列の飛行機に少ないマイル数で搭乗することができたり、楽天ポイントやホテル代に利用できるなど、ANAマイレージクラブに引けを取らないメンバーサービスが魅力的です。
キャンペーン中の今、これを機にマイレージを貯めるカードを見直してみてはいかがでしょうか。