「この夏はANAでハワイに行きた〜い! でもお金が~」
夏休み期間は繁忙期。ハワイへの旅行料金は他のどの地域に比べても高額です。
さらにANAの新型飛行機「フライングホヌ」就航で、特典航空券の予約も取りづらくなるなど、日本人のハワイ熱がますますヒートアップしています。
「特典航空券も取れなかったら、今年のハワイ旅行は・・・」
なんてうなだれているアナタ! 諦めるのはまだ早いですよ〜!
実は、ANAの特典航空券には「空席待ち」というサービスがあります。
これは希望便が満席でも、キャンセルが出れば座席を確保してもらえるというもの。
キャンセル待ちで席を用意してもらうまでは、どのような流れとなるのでしょうか。
ANA特典航空券でも特に人気の高い国際線の「空席待ち」に申し込み、座席を確保するまでの流れについて解説していきます!
ANA特典航空券の空席待ちとは?
ANA特典航空券には、「空席待ち」というサービスがあります。
これは、すでに満席の便でもキャンセルが出れば、その座席をANAが自動的に確保し、連絡をくれるというものです。
満席の便でもキャンセルが出るというのはよくある話。
しかしキャンセルが出ても人気の便であれば、キャンセルが出た瞬間に埋まってしまうことがほとんどです。
人気のある便だと、WEBや電話で「キャンセルが出ていませんか?」と、毎日のように問い合わせをする方も多いそうです。
しかしながら日中働いている限り、キャンセルが出ているかどうかを終始チェックすることは難しいですよね。
そんな時「空席待ち」に申し込んでおけば、希望便にキャンセルが出た場合、ANAが自動的に座席を確保し、「希望便がご用意できました」と連絡を入れてくれます。
空席待ちは常にキャンセルが出ているかをチェックする必要がなく、ANAにお任せしてあとは待つだけ!という便利なサービスなのです。
国際線特典航空券の空席待ちに関する詳細は、以下の通りです。(国内線とはルールが異なります)
申込窓口 | ANA WEBサイト、電話 |
申込期間 | 旅程の復路搭乗日の355日前(出発日を含まず) 日本時間の午前9時から、第一区間出発の96時間前まで |
空席待ち可能数 | 片道につき1便 ※すでに確保できている便がある場合は、空席待ちを申し込むことができません。 |
空席待ち預かり期日 | 第一区間出発の14日前まで |
変更 | 発券前:預かり期日まで変更可能 発券後:航空券の有効期限内で、搭乗日や便の変更が可能。変更は登場希望便出発の24時間前まで可能。 |
特典航空券の空席待ち注意点
・特典航空券の空席待ちは空港では申し込みできません。
・搭乗者やマイル利用者の名義変更はできません。
・航空会社・搭乗者・区間・経由地・クラス変更はできません。
・提携航空会社特典航空券から、ANA国際線特典航空券への変更はできません。
特に注意したい点が「名義変更ができない」という点です。
もし空席待ちを申し込む際に、「誰が乗るのか」「誰のマイルを使うのか」という点を誤ってしまうと、せっかく空席待ちの座席が確保できたと連絡が来ても、希望とは違う内容で確保され、変更もできず、泣く泣くキャンセルしてもう一度正しい内容で申し込み・・・という無駄骨を折ることにもなりかねません。
空席待ちする際には、申込内容を確認してから、確実な申し込みを行いましょう。
特典航空券の優先は?上級会員「SFC・プラチナ」は本当に優位?
ANA特典航空券は、ANAの上級会員である「SFC(スーパーフライヤーズカード)」所有者や、「プラチナメンバー」が取りやすいと言われています。
その理由は、「SFC会員」や「プラチナメンバー」には、「国際線特典航空券の優先空席待ち」というサービスがあるからです。
「優先空席待ち」というのは、その名の通り、空席待ちを優先してくれるサービスです。
つまり、SFC会員やプラチナ会員よりも前に空席待ちを行なっていた一般メンバーがいたとしても、空席が出た場合、SFC会員やプラチナ会員に優先して座席が振り分けられます。
逆を言えば、一般会員は空席待ちしていても、上級会員にどんどん順番を抜かれてしまいます。
そういった意味でも、SFCやプラチナは国際線特典航空券の空席待ちで優位となるのです。
<SFCとは?>
スーパーフライヤーズカード(通称SFC)とは、ダイヤモンドサービスメンバーやプラチナサービスメンバーなど、ANAの上級会員だけが保有することのできるクレジットカード機能付きのマイレージカードです。
SFCカード入会後は、年会費さえ払えば生涯ANAの上級会員、かつスターアライアンスのゴールド会員としてステイタス保有ができるとあって、ANAマイラーの中にもSFC入会を目指す人が多いことで有名です。
SFCカードに入会するためには、ANAプレミアムサービスの「プラチナサービス」「ダイヤモンドサービス」のステイタスに到達する必要があります。
<プラチナメンバーとは?>
プラチナサービスメンバー(通称プラチナメンバー)とは、ANAの搭乗利用実績に応じて与えられるANAの上級会員サービス「プレミアムメンバーサービス」のステイタスの一つです。
ANAには利用実績に応じた3つのステイタスサービスがあり、プラチナステイタスに到達すると、「プラチナメンバー」としてサービスを受けることができます。
一般会員から上は、「ブロンズ」「プラチナ」「ダイヤモンド」があり、SFCへの入会は「プラチナステイタス」からとなります。
また、SFCは一度入会すれば半永久的にSFC会員ですが、プレミアムメンバーサービスのステイタスは、1年に一度更新され、翌年度のステイタスが決定します。
つまり「今年度は搭乗実績が多かったため、来年はプラチナステイタス」でも、「翌年は一度も乗らなかったため、翌々年度は一般会員」となる可能性もあります。
そういった事情もあり、「プラチナメンバー」に到達した時点でSFCに入会する方が圧倒的に多く、またSFCへの入会はベストな方法といえます。
空席待ちで席が取れなかったらどうしよう?裏ワザは3つ
人気路線の場合、上級会員だったとしても希望便にキャンセルが出ず、空席待ちで座席を確保することすら困難な場合があります。そのような場合、どうしたら良いのでしょうか。
ここではいくつかの裏ワザをご紹介します!
①空席待ちは必ず1名ずつで申し込む!
実は空席待ちは、キャンセルが出た座席数と、空席待ちで申し込んでいる座席数が一致しなければ、座席の確保となりません。
例えば、
(Aさん)空席待ち希望:2席
(Bさん)空席待ち希望:4席
(Cさん)空席待ち希望:1席
3名が空席待ちを申し込んでいるとします。また、順番もA→B→Cの順に申し込んでいたとします。
そこでキャンセル待ちが出てきたのが「1席」だったとすると、「1席だけ希望しているCさん」に座席確保の連絡が入ることになります。
空席待ちは順番もさることながら、申し込み人数も大きく影響してきます。家族などグループの場合、1名ずつの申し込みでも全員同じタイミングで空席待ちが取れない可能性も十分考えられます。しかし、複数での申し込みより一人での申し込みの方が座席を確保できる可能性が高いため、1名ずつでの申し込みがオススメです。
気になるのは、空席待ちで取れた座席も、事前に座席指定ができるのかどうかという点だと思います。
もし1席ずつ確保出来た場合、事前座席指定枠が空いていれば、窓側や通路側、並び席など、希望の座席で指定することができます。また、他の同行者の予約が取れてから調整するということも可能です。
しかし事前座席指定枠が満席の場合、小さなお子様やお手伝いが必要な同行者連れの場合を除いて、事前の座席指定を隣同士など希望通りに指定できない場合があります。
ただ、事前座席指定枠は便出発48時間前まで変動していることに加え、24時間前からは「オンラインチェックイン」でさらに事前指定枠が広がるので、直前まで諦めずに座席をチェックし続けましょう!
ANA国際線には、有料ですが「事前座席指定サービス」もあります。
これは路線によって数千円の費用がかかってしまうものの、確実に隣同士を確保したい場合には、利用を検討してみても良いかもしれません。
②こまめにWEBサイトをチェック!電話で空席状況を聞くのも◯
空席待ちには「運」の要素もあります。日中仕事をしているとなかなか難しいことではあるものの、ANA WEBサイトやアプリから空席状況をこまめにチェックしてみたり、時間のある時はANAマイレージクラブ・サービスセンターに電話して現在の空席状況や、空席待ちが何人いるか聞いてみるのも良いでしょう。
コールセンターに電話すると、オペレーターさんが「この日のこの便は、空席待ちで何名様がお待ちです」と状況を教えてくれるので、どの便を空席待ちで申し込むか検討する際、便利に利用することができますので覚えておきましょう。
また空席待ちで申し込んでいたとしても、空席が出た瞬間にたまたまWEBサイトを見ていた、電話していたから取れた、ということもあるようです。
できる限り、こまめなチェックが重要です。
③スターアライアンス加盟航空会社の特典航空券を検討してみる
実は最終的な裏ワザとして、「スターアライアンス加盟航空会社」の特典航空券を予約するという方法があります。
ANAマイルでは、「ANA便の特典航空券」のほか、「スターアライアンス加盟航空会社の特典航空券」を予約することもできます。
スターアライアンスに加盟している航空会社は、ユナイテッド航空、中国国際航空、シンガポール航空など大手航空会社ばかり。しかもANA便だったら取れないのに、スターアライアンス加盟航空会社なら空席待ちしなくても取れた!なんてことがあり得るのです。
必要マイル数は多くなってしまうものの、最終的な手段として覚えておきたい方法です。
マイルを貯めるならこの一枚!オススメのANAカード3選
マイルを貯めるためには、マイルが貯まりやすいANAカードを選ぶことが肝心です。
今回はANAカードが実施しているキャンペーンを活用して、マイルがドンドン貯まるカードを3枚ご紹介しましょう。
※キャンペーン入会対象期間は、WEB受付&カード申込書会社到着分までとなっています。
マイルもポイントも3倍オイシイ! ANA To Me CARD PASMO JCB<ソラチカカード>
ANA To Me CARD PASMO JCB(通称ソラチカカード)は、ANAと東京メトロのソラチカカードがコラボレーションしたクレジットカードです。
このカードは、JCBの「Oki Dokiポイント」、東京メトロの「メトロポイント」、そして「ANAマイル」の3種類を同時に貯めることができ、それぞれのポイントをマイルに交換できるカードとして、ANAカードの中でも人気の高い1枚です。年会費は初年度無料、翌年度から2,200円とリーズナブルなので、まずはANAカードを試してみたい!という方にピッタリです。
期間:2025年1月15日まで
詳しくはこちら(ANA To Me CARD PASMO JCB オフィシャルサイト)
年会費を抑えつつANAマイルを貯めたいなら!ANA JCBワイドカード
ANA JCBワイドカードは、年会費を抑えながらマイルを貯められるカードです。出張や旅行でのメイン利用はANAだけど、ラウンジを利用する機会はない、という方にオススメの一枚です。
年会費が7,975円と、ANA VISAワイドゴールドカードの半額というのも魅力的なポイントではないでしょうか。
まとめ
いかがでしたでしょうか。ANAの特典航空券はどの方面も人気があり予約しづらい反面、根気よく空席をチェックをしていれば、予約が取れる可能性は十分あります。空席待ちサービスをうまく活用しながら、素敵な旅行を計画してみてくださいね。