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嘘でしょ!?高速道路の渋滞時は〇〇車線が速い!

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高速道路の渋滞につかまった!

渋滞を避けてスムーズに走行したいと思った時、慌ててはいけません。実は、今回紹介する方法を利用すれば、渋滞でもスムーズな走行でストレスなく運転できます。

今回は、渋滞時にストレスなく走行できる秘密をあなただけに紹介!一緒に、高速道路で役立つ豆知識も合わせて解説しますので、最後まで見逃せませんよ!

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高速道路の渋滞は慌てたら負け!渋滞時はどの車線が速い?


高速道路で渋滞に遭遇した時、あなたはどの車線を選びますか?

普通なら「追い越し車線」が速いように見えますが、実は渋滞時だと「一番左側の走行車線」の方が速くなるのです。

「嘘だろう!」そんな声が聞こえてきそうですが、渋滞学の権威の研究でも明らかになっている事実なんです。

データは嘘をつかない!高速道路の渋滞を科学で証明

高速道路の渋滞については、東京大・先端科学技術研究センターの「西成活裕」教授が、どちらの車線が速いかを「科学」で証明しています。

「渋滞学」の権威である教授の著書『「渋滞」の先頭は何をしているのか?』(宝島社新書)では、高速道路の渋滞時に各車線の車数をデータで示しました。

左車線は25%中央車線は35%右車線は40%という渋滞データが出ていて、追い越し車線である右側が反対に渋滞につかまりやすことが書かれています。

ちなみに、速さが分かる動画を1件紹介しましょう。

追い越し車線は混雑しているにもかかわらず、渋滞データ通りに走行車線は一定の速度でスムーズに走行できていますね?

もし、高速道路で渋滞に巻き込まれたら、一番左の走行車線を走行することをおすすめします。

渋滞が起きる心理的な側面を考える

では「なぜ、追い越し車線が渋滞するのか?」一緒に理由を考えてみましょう。

・渋滞を避けようと車がスピードを出せる追い越し車線へ移りたくなる
・その考えは皆、同じであり続々と追い越し車線へ車が集結してしまう
・すると追い越し車線が混雑し始め、車線を移動しようにも渋滞時は難しいため結果、追い越し車線が混雑する

次に「一番左側の走行車線が速くなる」理由を考えてみよう。

・高速道路の一番左側の車線は「合流」があるため混雑するイメージがある
・しかし「出口」や「分岐」があるため、高速道路から降りる車が多い
・また、先ほどのように追い越し車線へ移動する方々も多いため、自然と走行車線が空いてくる
・その上、渋滞時の走行車線は急加速・急ブレーキがほとんど無いため一定の速度で走行できる

このように高速道路の渋滞時、追い越し車線よりも一番左側の走行車線の方が早くなります。

どうですか?こんな風に考えると、うなずけるものがありますね。

高速道路の渋滞でも例外あり!例外パターン紹介

高速道路の出口&分岐が右側にある


高速道路の出口や分岐は基本的に「左側」にあるため、先ほど紹介したように、渋滞時は一番左側の走行車線が速くなるのです。

しかし、出口や分岐が「右側」にある高速道路、例えば首都高速道路ですと左側の走行車線が遅くなることがあります。

左の走行車線は合流するだけで車は、ほとんど減りません。一方、追い越し車線は出口で降りる車や分岐で他の高速道路に乗り換えるため、自然と車が減っていくのです。

そのため、この場合「追い越し車線」の方が速くなります。

さて、続いての項目からは高速道路の渋滞時、役立つ豆知識とやってはいけないことを紹介していきます。

高速道路の下り上りで例外あり!


続いての例外は、高速道路の下りと上りについてです。

高速道路の下りでは、降りる車よりも合流してくる車の方が多くなります。一方、上りの高速道路では徐々に車が出口や分岐へ進んでいくため、自然と車が少なるのです。

ですので、高速道路の上りでは一番左の走行車線が速くなりますが、下りですと合流する車が多くなおかつ降りる車が少ないため、混雑します。

実は重要なサイン!高速道路のハザードランプの意味とは?


「なんで前の車は、高速道路でハザードランプを点灯させているのかな?」

一般道であれば「一時停車」または「お礼」の意味があるハザードランプ。実は、高速道路でハザードを2~3秒、点灯させることは、非常に重要なことです。

この意味は後方の車両に「前方が渋滞していますよ!」ということを、知らせる意味があります。

「ポンピングブレーキ」による、ブレーキランプで知らせる方法もありますが、点灯時間が短いため後続車が見逃す可能性があるのです。

そのため、前方が渋滞していた場合は「ハザードランプ」を点灯させる方が良いでしょう。

高速道路の渋滞中にやってはいけない2つの事とは?

高速道路の渋滞を抜けようと右往左往しない


高速道路の渋滞中は、どのレーンも混雑しています。この渋滞を抜けようとして、レーンを右往左往するのは一番やってはいけないことです!

右往左往することで、周囲に迷惑をかけますし、何より強引な追い抜きや割り込みにより事故が発生することもあります。

もし、事故が発生すれば一部のレーン、または大規模な事故ですと全てのレーンが封鎖され、走行している方々に多大な迷惑をかけるのです。

そのため、絶対に渋滞を抜けようと右往左往しないよう注意しましょう。

緊急車両の後ろを走行しない

高速道路でも、一般道と同様「救急車」のように緊急車両が通過します。

もし緊急車両が迫ってきたら「追い越し車線を開けておく」または「走行速度を一定にする」ことで問題ありません。
(もし渋滞中ですと、路側帯や隙間を通過するため無理にレーンを移動する必要はありません。)

ですが、絶対に緊急車両の後ろを走行することだけは止めましょう。

確かに、緊急車両の後ろを走行することで渋滞を避けることはできます。

しかし「緊急車両が通過したな」と思った前の車が、元のレーンに戻る。または隙間を通過することで思わぬ事故に発展する恐れがあります。

もし、高速道路で緊急車両が通過した場合は、無理に追尾することはせずいつも通りに走行しましょう。

まとめ

いかがでしたか?

一部例外はありますが、高速道路の渋滞時、慌てて追い越し車線に移動してはいけません。そうすると渋滞に巻き込まれ、スムーズな走行ができずストレスが溜まります。

そうならないためにも、高速道路の渋滞時は一番左側の車線を利用して快適なドライブを楽しみましょう。

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