法人クレジットカードの中には、貯めたポイントをマイルに移行できるカードもあります。
マイルに替えることで、JALやANAといった国内線の航空券や、シンガポール航空やユナイテッド航空などの国際線の航空券に交換することができるようになっています。
特に飛行機の移動の多い法人事業者や個人事業主にとって、マイルがお得に貯まるということは、経費管理の点で大きなメリットがあります。
ここでは、マイルが貯められる法人クレジットカードを比較しつつ、おすすめのカードを6つ選んで紹介していきます。
マイレージとマイルの違いとは?
マイレージとは、JALやANAといった航空会社が実施しているポイントサービスの名称です。
マイルは、マイレージで貯まっていくポイントのことです。
国内線の場合、JALとANAを利用することで、マイルが貯まります。
LCC(Low-Cost Carrier…格安航空会社)などの他の航空会社を使った場合には、マイルが貯まることはありません。
国際線の場合には、ANAやJALの国際線または、提携している航空会社を利用した際に、マイルを獲得することができます。
マイルは、次のような計算式で算出されます。
搭乗区間ごとの区間マイル | × | 利用運賃ごとのマイル積算率 | = | フライトマイル |
区間マイルは、どこからどこまで搭乗したか?で換算されます。
マイル積算率は、
エコノミークラス | < | ビジネスクラス | < | ファーストクラス |
の順に高くなります。
もしマイルを簡単にすばやく計算したい場合には、下記の2つのリンク先を使用すると良いでしょう。
JALグループ便ご利用路線のFLY ONポイントを簡単計算!
それから、マイルは航空会社ごとの互換性がないため、あらかじめANAならANA、JALならJALだけに絞って貯めるようにすると効率的です。
法人クレジットカードの利用を含めたマイルの貯め方
法人クレジットカードを利用することで、マイルはより大きく貯まりやすくなります。
具体的なマイルの貯め方には次のようなものがあります。
マイルを貯める1:JALやANAなどの飛行機に搭乗する
最もオーソドックスなマイルの貯め方として、JALやANAの国内線や国際線、もしくは提携航空会社の飛行機に乗ることがあります。
マイルを貯める2:提携ホテルなどの利用
JALやANAと提携しているホテルや旅館、レストランやインターネットショッピングモールなどを利用することで、マイルが貯まります。
マイルを貯める3:法人クレジットカードのポイントをマイルに交換する
法人クレジットカードで交通費や宿泊費の支払いや、ショッピングで利用した際に付与されるポイントをマイルに交換する方法です。
マイルを貯める4:法人クレジットカードの利用ごとにマイルが発生する
法人クレジットカードを利用するごとにマイルが発生するカードも存在します。
マイルを貯めることに特化したカードと言えるかもしれません。
法人クレジットカードごとのマイルの比較ポイントはココ
マイルを貯めることを前提として、法人クレジットカードを選ぶ際に、比較するポイントには以下のようなものがあります。
貯まるクレカ比較1:ポイント還元率
マイルを効率よく貯めるには、法人クレジットカードのポイント還元率をチェックすることから始まります。
代表的なポイント還元率は0.5%~1%以上です。
還元率の高さはもちろんですが、利用する店舗などでポイントが貯まりやすくなるカードもあります。
そのあたりも踏まえた上で選ぶことをおすすめします。
貯まるクレカ比較2:ポイントをマイルに交換する際の上限がない
法人クレジットカードの中には、ポイントをマイルに交換する際の上限が設定されているものもあります。
できるだけ上限がないカード、または上限が高めのカードを選ぶこともポイントとなります。
貯まるクレカ比較3:マイルに移行する際の手数料が発生しない
法人クレジットカードによっては、貯まったポイントからマイルに移行する際に、手数料が発生するカードが存在します。
マイルを貯めることを優先する場合には、移行手数料が発生しないカードを選ぶことも重要なポイントです。
貯まるクレカ比較4:利用限度額が高い法人クレジットカード
マイルを貯めるためには、カードの利用限度額が高ければ高いほど有利になります。
その分、法人クレジットカードの利用金額を増やすことができるためです。
そのため、利用限度額が100万円のカードよりは300万円のカードの方が、より多くのマイルを貯めることにつながります。
貯まるクレカ比較5:年会費
法人クレジットカードの年会費は、高額なものほど、空港ラウンジサービスや付帯保険などのサービスが充実する傾向があります。
マイルの還元率においても同様です。
とはいえ、マイルの還元率の高さよりも、年会費の負担が大きくなってしまうようでは本末転倒となってしまいます。
そのため、年会費とのバランスもチェックしておきたいポイントです。
マイルが貯まる法人クレジットカードを比較!おすすめの7選
ここからは、マイルが貯まりやすい法人クレジットカードとして、
「アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード」
「JAL法人カード 普通カード」
「ANAカード 法人用一般」
「三井住友カード ビジネスオーナーズ」
「楽天ビジネスカード」
「三井住友カード ビジネスオーナーズ ゴールド」を紹介します。
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード
「アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード」は、年会費36,300円、追加カード1枚ごとに年会費13,200円で発行できる法人クレジットカードです。
■貯まるポイント
ポイント還元率:1%
ポイント交換レート:100円=1ポイント
※公共料金や税金の支払いなどでは200円=1ポイント
■ANAマイルへの交換(ANAマイレージクラブ)
メンバーシップ・リワード・プラス登録済みの場合:1000ポイント=1000マイル
メンバーシップ・リワード・プラス未登録の場合:2000ポイント=1000マイル
ANAマイルへの交換には、年会費5,500円の、「メンバーシップ・リワード ANAコース」への登録が必須です。
「メンバーシップ・リワード・プラス」の登録には年会費3,300円がかかります。
そのため、1000ポイント=1000マイルを獲得するには、別途年会費8,800円がかかることになります。
■提携航空パートナーへのマイルおよびポイントの移行
メンバーシップ・リワード・プラス登録済みの場合:1250ポイント=1000マイル
メンバーシップ・リワード・プラス未登録の場合:2000ポイント=1000マイル
JAL法人カード 普通カード
「JAL法人カード 普通カード」は、年会費2,200円で作れる法人クレジットカードです。
提携ブランドは、VisaとMastercard®とDCです。
ポイントからマイルへの交換ではなく、直接マイルを貯めることができるカードです。
JALの利用の多い法人事業者や個人事業主におすすめの法人クレジットカードです。
■貯まるポイント
ポイント還元率:0.5%
ポイント交換レート:1000円=1ポイント
■直接JALマイルを貯める
「搭乗区間ごとの区間マイル」×「利用運賃ごとのマイル積算率」=「フライトマイル」
入会搭乗ボーナス:1000マイル
毎年初回搭乗ボーナス:1000マイル
搭乗ごとのボーナス:フライトマイル+フライトマイルの10%
※ツアープレミアム(年会費2,200円)への登録で、区間マイルが100%になります
ANAカード 法人用一般
「ANAカード 法人用一般」は、提携ブランドごとに年会費が異なります。
Visa及びMastercard®の場合、初年度年会費無料、2年目以降2,825円で、追加カード1枚につき、2年目以降440円がかかります。
JCBの場合、同様に初年度の年会費無料となりますが、2年目からは2,275円、追加カード1枚ごとに2年目から825円が必要となります。
また、オンライン申し込みができるのは、ANA JCBカード(法人用)のみ。
他のカードの場合は、入会申込書を取り寄せのうえ、郵送になります。
■貯まるポイント(提携がJCBの場合)
ポイント名:OkiDokiポイント
ポイント還元率:0.5%
ポイント交換レート:1000円=1ポイント
■貯まるポイント(提携がVisa・Mastercard®の場合)
ポイント名:Vポイント(三井住友カード)
ポイント交換レート:200円毎に1ポイント(1円相当)
■ANAマイルへの交換(提携がJCBの場合のみ)
交換レート:1ポイント=10マイル
マイル移行手数料:年間5,500円
※VisaおよびMastercard®では、ポイントからマイルへの移行に対応していません
■直接ANAマイルを貯める
「区間基本マイレージ」×「クラス・運賃倍率」×10%=「搭乗時のマイル」
三井住友カード ビジネスオーナーズ
「三井住友カード ビジネスオーナーズ」は、年会費永年無料で所持できる法人クレジットカードです。
従業員用の追加カードも19枚まで発行できて無料。
提携ブランドは、VisaとMastercard®です。
■貯まるポイント
ポイント名:Vポイント(三井住友カード)
ポイント交換レート:200円毎に1ポイント(1円相当)
■ANAマイルへの交換
交換レート:1ポイント=3~15マイル
マイル移行手数料:なし
■ミッレミリア(アリタリア航空)マイレージへの交換
交換レート:1ポイント=3マイル
マイル移行手数料:なし
■クリスフライヤー(シンガポール航空)マイレージへの交換
交換レート:1ポイント=3マイル
マイル移行手数料:なし
楽天ビジネスカード
「楽天ビジネスカード」は、「楽天プレミアムカード」を持つことで作ることができる法人クレジットカードです。
そのため、年会費が「楽天プレミアムカード」の11,000円と、「楽天ビジネスカード」の2,200円の合計13,200円となります。
「楽天ビジネスカード」の提携ブランドはVisaとなっています。
■貯まるポイント
ポイント名:楽天ポイント
ポイント還元率:1%
ポイント交換レート:100円=1ポイント
楽天市場の利用で100円=5ポイント(合計)
■ANAマイルへの交換(ANAマイレージクラブ)
交換レート:2ポイント=1マイル
マイル移行手数料:なし
移行上限:1回あたり1000ポイント、月間20000ポイント
三井住友カード ビジネスオーナーズ ゴールド
「三井住友カード ビジネスオーナーズ ゴールド」は、年会費5,500円で発行できる法人クレジットカードです。
追加カードは19枚まで永年無料。
提携ブランドは、Mastercard®またはVisaの2種類から選択可能です。
■貯まるポイント
ポイント名:Vポイント(三井住友カード)
ポイント交換レート:200円毎に1ポイント(1円相当)
■ANAマイルへの交換
交換レート:1ポイント=3~15マイル
マイル移行手数料:なし
■ミッレミリア(アリタリア航空)マイレージへの交換
交換レート:1ポイント=3マイル
マイル移行手数料:なし
■クリスフライヤー(シンガポール航空)マイレージへの交換
交換レート:1ポイント=3マイル
マイル移行手数料:なし
おわりに
法人クレジットカードでマイルを効率よく貯めるためには、ポイントがマイルに交換できることや、直接マイルが貯められるカードであることが重要です。
ここで紹介したマイルの貯めやすい7枚のカードを、法人クレジットカード選びの参考にしていたければ幸いです。