国民年金の支払いはどうされてますか?
以下の方法でしたら、すぐに止めることをおすすめします。
・払込用紙を持参して、銀行や郵便局やコンビニエンスストアにて現金で支払う
・銀行の口座振替
なぜなら、
国民年金はクレジットカードで支払わないと損するからです。
クレジットカード払いなら
・還元率によってポイントがもらえる!
・手数料がない!
・金融機関への移動なし!待ち時間もなし!
などなど、以下にたっぷり書いておりますが、メリットがたくさんあります。
ただし、注意点がひとつ!
クレジットカード払いはできても、ポイント還元の無いクレカもあります。
この記事では、国民年金の支払いでポイントが付くクレジットカードや、クレカ払いの手続き方法などをご紹介します。
国民年金の支払いをクレジットカードにする6つのメリット
まずは、国民年金の支払いをクレジットカードにする6つのメリットを紹介します。
①前納による割引が適用される
前納とは、国民年金をまとめて支払期日よりも早めに支払う方法です。
6ヶ月と1年と2年の3種類から選ぶことができるようになっています。
(1)2年前納(4月~翌々年3月分)
(2)1年前納(4月~翌年3月分)
(3)6カ月前納(4月~9月分、10月~翌年3月分)
(4)当月末振替(早割) ※本来の納付期限よりも1カ月早く口座より振替
(5)翌月末振替 ※保険料の割引はなし
<令和3年度口座振替の場合>
<現金・クレジットカードの場合>
②ポイントが貯まる
クレジットカードで国民年金を支払うことで、ポイントが貯まります。前述した表で示されている通り、口座振替が最も割引額が多くなるのですが、口座振替ではクレジットカードのようなポイント還元がありません。
支払金額(1回分) | ポイント還元(0.5%) | ポイント還元(1%) | |
前納(2年) | 383,810円 | 1,919ポイント | 3,838ポイント |
前納(1年) | 195,780円 | 978ポイント | 1,957ポイント |
前納(6か月) | 98,850円 | 494ポイント | 988ポイント |
例えば、前納の2年分をクレジットカードで支払った場合、14,590円の割引ですが、これにポイントを加えますと、実質的には14,590円+3838ポイント(還元率1%)=「18,428円」の割引額ということになります。(1ポイント=1円)
口座振替の2年前納の割引額は15,850円なので、クレカの場合はさらに2,578円もお得なのが分かります。
③国民年金の払い忘れを防ぐことができる
国民年金の支払いをクレジットカードにすることで、国民年金の払い忘れを防ぐことができるようになります。
支払いが期日よりも遅れますと、延滞税が加算されるケースがあります。
④金融機関などでの待ち時間がなくなる
国民年金の支払いを銀行などの金融機関の窓口で行う場合、訪れる時間帯によっては待ち時間が発生する可能性があります。
例えば、企業の給料日が多くなる25日のお昼の時間帯などは、かなりの混雑が予想されます。
それから、国民年金の支払合計額が30万円以上となった際には、コンビニエンスストアで支払うことができません。
そのため、クレジットカードで国民年金を支払うことで、このような混雑による待ち時間がなくなります。
⑤支払期日が延長される
クレジットカードで国民年金の支払いを選択しますと、実際の支払期日よりも延長されるメリットがあります。
クレジットカード決済は、最初にカード会社が国民年金を立て替えてから、引き落とし日に請求されるシステムのためです。もちろん延滞税が加算されることはありません。
⑥他の支払いとまとめることができる
国民年金の支払いをクレジットカードにすることで、携帯電話料金などの他の支払いとまとめることができます。ポイントもその分増えることにつながります。
国民年金の支払いをクレジットカードにする3つのデメリット
国民年金の支払いをクレジットカードにするメリットがある一方で、3つのデメリットも存在します。
①クレジットカード払いの手続きが必要
国民年金の支払いをクレジットカードで行うためには、申請のための手続きが必要となります。
それほど難しい作業ではありませんが、人によっては面倒と感じる場合もあるかもしれません。
手続きに関しては、この後に解説します。
②分割払いやリボ払いが使えない
クレジットカードによる国民年金の支払いは、一括払いのみとなっています。
そのため、分割払いやリボ払いを使うことができません。
③カードの利用限度額を確認する必要がある
国民年金のお得な前納をクレジットカードで行う場合、カードの利用限度額を確認しておく必要があります。
令和3年度の場合、2年前納では383,810円、1年前納では195,780円が一度に引き落とされます。
そのため、他の買い物などで利用限度額が満たされていると前納ができません。
その際、利用限度額の増額で対処するやり方もあります。
国民年金のクレジットカード決済の手続きについて
国民年金のクレジットカード決済の手続きには、「年金事務所の窓口」と「郵送」と「電子手続き(e-Gov電子申請)」の3種類があります。
①年金事務所の窓口での手続き
最寄りの年金事務所の窓口で直接手続きをする方法です。
年金事務所の窓口は、こちらを参照してください。
「全国の相談・手続き窓口」
手続きの際に持参するものは、年金手帳と運転免許証や健康保険証などの本人確認書類、クレジットカードと印鑑です。
事前にねんきんダイヤル(0570-05-1176)にてお問い合わせをしておくのも良いかもしれません。
ねんきんダイヤルの受付時間は、
月曜日の8時30分~19時、
火~金曜日の8時30分~17時15分、
第二土曜日の9時30分~16時までとなっています。
IP電話(050)を利用する際には(03-6700-1165)に連絡してください。
事前に「国民年金保険料クレジットカード納付(変更)届出書」をダウンロードして、必要事項に記入したものを持参すると手続きがよりスムーズになります。
「国民年金保険料クレジットカード納付(変更)届出書」(pdfファイル)
「国民年金保険料クレジットカード納付(変更)届出書」(エクセルファイル)
クレジットカードが本人名義でない場合には、「国民年金保険料クレジットカード納付に関する同意書」も提出する必要があります。
「国民年金保険料クレジットカード納付に関する同意書」(pdfファイル)
郵送による手続き
「国民年金保険料クレジットカード納付(変更)届出書」をダウンロードして、必要事項に記入した後、最寄りの年金事務所に郵送する方法です。
電子手続き(e-Gov電子申請)
電子政府の総合窓口「e-Gov(イーガブ)」を利用する方法です。
まず最初に、電子証明書の発行申請のための専用のソフトをダウンロードし、お手持ちのパソコンにインストールします。ソフトは無料でダウンロードできます。
「商業登記電子認証ソフト」
続いて、
「商業登記電子認証ソフト」を使って、「鍵ペアファイル」と「証明書発行申請ファイル」を作ります。
「鍵ペアファイル」のファイル名は、「年月日時分秒鍵ペア」、
「証明書発行申請ファイル」のファイル名は「SINSEI」です。
拡張子をつけないようにしてください。
USBメモリやCD-R、DVD-Rに保管した「証明書発行申請ファイル」と「電子証明書発行申請書」を所轄の法務局に提出します。
法務局印鑑カードも忘れずに持っていくようにします。
ファイルが受理された後、窓口から「電子証明書発行確認表」が渡されます。
その後、「商業登記電子認証ソフト」を使用して、電子証明書をダウンロードします。
電子証明書の証明期間と発行手数料は以下のようになっています。
電子証明書を取得することでようやく「e-Gov(イーガブ)」が利用可能となります。
「e-Gov(イーガブ)」「国民年金保険料クレジットカード納付(変更)届出書」
国民年金のクレジットカード決済手続きをするタイミングは2月
国民年金のクレジットカード決済手続きをするタイミングは、2年前納と1年前納、4~9月までの半年分の前納に関しては、その年の2月末日が申し込み期限となっています。
10月から翌年の3月までの半年分の前納は、その年の8月31日が申し込みの期限です。
決済手続き申請から2~3週間ほどで、「国民年金保険料クレジットカード納付のお知らせ」が届きます。
ただし、申請手続きが無効となった際には、「クレジットカード有効性確認結果のお知らせ」が送付されます。
もしこちらのハガキを受け取った場合には、別のクレジットカードで申請手続きをすることをおすすめします。
そのため、手続きは期限の1~2ヶ月ほど前に行う方が良いでしょう。期限が8月31日の場合には7月から、期限が2月末日の場合には1月からが手続きの目安となります。
国民年金のクレジットカード決済に対応しているカード
国民年金のクレジットカード決済に対応しているカードには、以下のようなものがあります。
・アメリカン・エキスプレス
・イオンクレジット
・NC日商連
・OC
・Orico
・セゾン
・JCB
・セディナ
・ダイナースクラブ
・ジャックス
・東急
・トヨタファイナンス
・日専連
・三井住友
・三菱UFJニコス
・UCS
・ライフ
・楽天
・UC
・VISA
・Master
国民年金の支払いにオススメのクレジットカード
ここからは、国民年金の支払いにオススメのクレジットカードを紹介します。
アメリカン・エキスプレス®・グリーン・カード
アメリカン・エキスプレス®・グリーン・カードは利用限度額に一律の制限がありません。
といっても無限に使えるわけではなく、利用者の都合に合わせた限度額の対応が柔軟という事です。
また、無料で利用可能な「空港ラウンジサービス」や、最大5000万円の補償が受けられる「海外旅行傷害保険」など出張や旅行などで海外を訪れる機会の多い人にオススメのクレジットカードです。
ポイント還元率は0.5%のため、2年前納の場合、「1919ポイント」がプレゼントされます。
三菱UFJカード
三菱UFJカードは、年会費が初年度無料。
18歳以上(高校生は除く)を対象にしたクレジットカードです。
在学中は年会費がずっと無料ですし、社会人も年1回でも利用すれば次年度年会費1,375円が無料になります。
コンビニでの還元率が5.5%と非常に高いので、普段使いで大活躍するクレジットカードです。
セブン-イレブンやローソンを使い方には特におすすめします。
おわりに
国民年金の支払いをクレジットカードにすることで、前納による割引のチャンスとポイントの還元の両方を得られるメリットがあります。
手続きそのものはそれほど難しいものではありません。
今回紹介した3枚のクレジットカードは、国民年金の支払いにも対応しています。
クレジットカードを利用してお得に国民年金を支払ってしまいましょう!