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北海道旅行にマイルで行くならANAマイルとJALマイルどっちがいいの?

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豊かな自然や見どころの多さ、美味しいものがいっぱいある北海道は誰もが楽しめる観光王国。
特典航空券を手に入れて北海道へ行こうとマイルを貯めている人も多いはずです。

でも実際に特典航空券を予約するにはANAとJAL、どっちのマイルがいいのか気になりませんか?

今回の記事では北海道に行くための特典航空券について徹底リサーチ。

ANAとJALのマイルの違い。北海道(新千歳空港)への必要マイル。これらをベースに、あなたにとってどっちのマイルを貯めるのがいいのか判断しましよう!

みんなが狙う連休や夏休み期間などは特典航空券はまさしく争奪戦です。
「特典航空券についてはマイルが貯まってから調べよう……」なんてのんびり構えていてはいけません!

なかなか旅行に行けない今こそ、しっかりマイルためて、北海道行きの特典航空券奪取の計画を立てて下さい!

特典航空券の必要マイル数は何で決まるの?

ANAとJALのマイレージプログラムでは特典航空券の交換に必要なマイル数の設定基準が少し異なります。

まずは各社の必要マイル数の決まり方を説明します。

ANAは時期(シーズン)と距離(区間)で必要マイル数が決まる

ANAでは1年を
「ローシーズン(L)」「レギュラーシーズン(R)」「ハイシーズン(H)」の3つに区分。
必要マイルを閑散期のローシーズンは少なめ混雑期のハイシーズンは多めに設定しています。
さらに同じシーズンでも飛行距離で4つの区間に分けていて距離が長くなるほど必要マイルが増加。
あなたが利用する発着空港によっても違ってきます。

ANAシーズンチャート

2021年 2022年 2023年
L
(ローシーズン)
1/5~2/28
4/1~27
12/1~24
1/4~2/28
4/1~27
12/1~22
1/10~2/28
R
(レギュラーシーズン)
3/1~11
5/10~8/5
8/23~11/30
3/1~10
5/9~8/4
8/22~11/30
3/1~10
H
(ハイシーズン)
3/12~31
4/28~5/9
8/6~22
12/25~31
1/1~3
3/11~31
4/28~5/8
8/5~21
12/23~31
1/1~9
3/11~31

※シーズンチャート対象期間はキャンペーンなどで変更になる場合があります。2023年4月以降のシーズンチャートは2022年3月頃に決定予定。

ANA必要マイルチャート

マイレージ(1区間=片道) L(ローシーズン) R(レギュラーシーズン) H(ハイシーズン)
0~300マイル区間 5,000 6,000 7,500
301~800マイル区間 6,000 7,500 9,000
801~1,000マイル区間 7,000 9,000 10,500
1,001~2,000マイル区間 8,500 10,000 11,500

ANA国内線特典航空券シーズン・必要マイルチャート」はコチラ

JALは年間を通じて距離のみで決まる

JALは時期(シーズン)による変動はなく、距離のみで必要マイル数が決まります。
全国の路線は3つの区間に分けられ
「A区間」「B区間」「C区間」の順に必要マイル数が多くなっていきます。

JAL必要マイル区間

区間 特典交換必要マイル数(1区間=片道、2区間=往復)
A区間 1区間: 6,000 2区間:12,000
B区間 1区間: 7,500 2区間:15,000
C区間 1区間:10,000 2区間:20,000

JALグループ国内線 特典航空券 必要マイル早見表」はコチラ

特典航空券交換に必要なマイル数=ANAは時期×距離、JALは距離

北海道へマイル特典で行くならどっちがおトク?

次にANAとJALの北海道までの必要マイル数を見ていきましょう。

広大な北海道には
新千歳空港(札幌)
函館空港
釧路空港

稚内空港
旭川空港
帯広空港
中標津空港
女満別空港
紋別空港
利尻空港
礼文空港
奥尻空港
の空港があります。

函館など道南旅行なら函館空港、
釧路湿原や道東旅行なら釧路空港、
世界遺産・知床や流氷を見に行くなら女満別空港、
旭山動物園や美瑛・富良野に行くなら旭川空港

など、行きたい場所で最寄りの空港が変わりますが、今回は北海道の玄関口・新千歳空港への特典航空券について解説します。
新千歳空港はANAやJALなどを合わせると羽田から1日50便以上、関空や中部国際からも1日10~20便というフライトの多さを誇ります。

また全国各都市からの直行便でも多いので北海道旅行への特典航空券を考えるなら新千歳空港がベストです。

ANAの各地からの新千歳空港までの必要マイル数

東京近郊から新千歳空港までANAマイルの特典航空券を利用する場合
レギュラーシーズンの往復(2区間)で必要なマイル数(1人あたり)は
青森と秋田は12,000マイル。
仙台より西の空港からの発着の場合はレギュラーシーズン往復15,000マイル
福岡は18,000マイルです。

ANAの新千歳空港までの(往復)必要マイル数は次のとおりです。

発着空港 ローシーズン レギュラーシーズン ハイシーズン
青森・秋田 10,000 12,000 15,000
仙台より東の空港 12,000 15,000 18,000
福岡 14,000 18,000 21,000
沖縄 17,000 20,000 23,000

※仙台より東の空港は東京・名古屋・小松・大阪・岡山
※東京は羽田・成田、名古屋は中部、大阪は伊丹・関空・神戸

詳しくは「ANA便必要マイル計算」※マイレージ会員ログインが必要

JALの各地から新千歳空港までの必要マイル数

JALの新千歳空港(往復)までの必要マイル数は次のとおりです。

区間 特典交換必要マイル数(1区間=片道、2区間=往復)
A区間 1区間: 6,000 2区間:12,000
B区間 1区間: 7,500 2区間:15,000
C区間 1区間:10,000 2区間:20,000

JALで新千歳空港への特典航空券の設定がある対象路線は以下の通りです。

A区間 青森・秋田・花巻・三沢(札幌市内の丘珠空港の発着)
B区間 仙台・東京・新潟・松本・名古屋・大阪(伊丹、関空)・広島・福岡
C区間 なし

JALの必要マイル数は時期での変動はなく、区間だけで決まるのでシンプル。
A・B・Cの3つの区間があり、距離が長ければ長いほど必要マイル数が多くなる仕組みです。
北海道に近い東北の一部の空港以外、どこからでも年間を通じて往復15,000マイルで特典航空券を申し込めます。

ANAとJALの各地から新千歳空港までの必要マイル数を比較

では、一目でわかるように主要空港からの新千歳空港往復に必要なマイル数を並べてみましょう。
●東京・名古屋・大阪⇔新千歳空港
ANA L:12,000 R:15,000 H:18,000
JAL 15,000

●松本⇔新千歳空港ANA 直行便なし
JAL  15,000

●福岡⇔新千歳空港
ANA L:14,000 R:18,000 H:21,000
JAL 15,000

●沖縄⇔新千歳空港
ANA L:17,000 R:20,000 H:23,000
JAL 直行便なし

同じ路線でもANAとJALでは時期によって必要なマイル数に差が出るケースがあることに気が付きましたか?

発着空港にもよりますがANAは繁忙期には特典航空券の交換レートが高くなり、閑散期には交換レートが低くなるので、札幌への特典航空券も、
ローシーズンはANA
レギュラーシーズンは仙台より西の空港はJAL
ハイシーズンはどの空港からもJAL
のほうが少ないマイル数で特典航空券を利用できます。

現在、新千歳空港への直行便はANA15路線で1日64便(コードシエア便含む)JAL15路線1日50便あり、5大都市以外は特典航空券の設定のある空港がANAとJALでけっこう違います。
あなたの最寄りの空港からのマイル数はもちろん、利便性も考えて判断するのが大切です。

基本的に直行便がある路線は特典航空券を利用することができます。
ただし特典航空券用の席数は決まっているので、公式サイトの画面上に残席があっても特典航空券での利用は不可という場合もあるので注意してください。

国内特典航空券の予約開始日も重要なポイント!

次に特典航空券の取りやすさについて考えてみましょう。
行き先が何処であれ、GWや夏休みシーズン、年末年始に特典航空券を取るのは至難のワザ。
でも航空運賃が高くなる、そんな時期こそ特典航空券を利用できればマイルをためた甲斐があるあるというものです!

確実に手に入れたいなら受付開始と同時にネットや電話で予約するのが鉄則
どの便も特典航空券で予約できる席数には限りがあるので、もし早めに旅の計画を立てることが出来るなら特典航空券もなるべく早く予約するのが肝心です。

じつはANAとJALでは国内特典航空券の予約開始日が異なります

ANAは年に2回(夏・冬)の運行ダイヤ期間ごとに予約開始時期が設定されていて特典航空券の予約も約半年前から搭乗日前日までと決まっています。
運航ダイヤの発表(特典航空券の予約開始日※開始時間はそのつど発表)は以下のとおりです。
●夏ダイヤ(3月最終日曜日~10月最終日曜日の直前の土曜日搭乗分)=1月下旬頃
●冬ダイヤ(10月の最終日曜日~翌年3月の最終日曜日の直前の土曜日搭乗分)=8月下旬頃

JALの特典航空券の申し込みは、搭乗日の330日前の9時30分(日本時間)から搭乗日前日まで

早めの予約が可能です。

ANAの国内特典航空券の予約開始=年に2回、約半年前から
JALの特典航空券の予約開始=330日前から

マイルの特徴で判断しよう!あなたはANA派?JAL派?

ここ数年のANAとJALの新千歳空港への特典航空券の予約状況を見る限り、ANAは便数が多いにもかかわらずJALより空席が少なくて確保しづらい傾向です。
実際、「ANAの特典航空券は取りづらい」という声を聞いたことがある方も多いでしょう。

でもどちらのマイルがより確実に特典航空券での北海道旅行を可能にするか、またどちらの特典航空券におトクさを感じるかはあなた次第です。

ではもう一度、ANAとJALの沖縄行き特典航空券の特徴をおさらいしてみましょう。

●ANAの特徴

・レギュラーシーズンやハイシーズンの必要マイル数は割高
・ローシーズンは少ないマイル数で利用できる
・新千歳空港への特典航空券を利用できる路線(直行便)や便数が多い
・人気で時期によっては取りにくいことがある
・特典航空券は普通クラスのみでプレミアムクラスは利用できない

●JALの特徴

・シーズンによる必要マイル数の変動がないので、年末年始やGWなどチケット代が高くなる混雑期はよりおトク感がある
・新千歳空港への特典航空券の便がANAより少ない
・予約開始日が早いので予定を早く決められる人は予約を取りやすい
・1区間(片道)1名2,000マイル追加でクラス Jも利用できる(クラス Jの設定のない路線・便もあり)

どうですか?
あなたにとってどちらのマイルを貯めるのがいいのか、判断できましたか?

例えば東京近郊から新千歳空港までANAマイルの特典航空券を利用するならローシーズンなら1人当たり12,000マイル、JALならいつでも15,000マイル。
海外への特典航空券マイル数を考えると楽勝のような気になりませんか?

でもマイルは特典航空券を利用する人数分が必要幼児や子供、高齢者でもいっさい割引はありません
4人家族であれば12,000×4=48,000マイルが必要になります。
仕事や旅行で国内線を利用している程度では、なかなか貯まらないマイル数です。

そこで大切になってくるのがマイルを貯めるためのカード選びです。

ANAマイル、JALマイルが貯まるおすすめクレカをピックアップ

新千歳空港への特典航空券を手に入れるためにも、マイルはどんどん貯めたいもの。でも飛行機に乗ってもらえるフライトマイルだけではなかなか貯まらないのは事実です。
マイルがより効率的に貯まるクレジットカードを持つのがなんといっても近道
おすすめ厳選カードをご紹介しましょう。

【アメリカン・エキスプレス・カード】ならANAもJALもフルに活用!どっちのマイルを貯めるのがいいか迷うならこれ!

ANAマイルを貯めるならANAカードJALマイルならJALカードというのが鉄則ですがこの記事を読んでも「どっちを貯めるのがいいか決められない」とか「できることなら両方貯めて状況に合わせてマイルを使いたい」という方もいるはずです。
そんな方には【アメリカン・エキスプレス・カード(以下、アメックス)】が一番です!
アメックスのポイントはANAとJALどちらのマイルにも交換することができます。

さらにポイントプログラム「メンバーシップ・リワード・プラス」に登録すれば、ポイントを通常よりも有利なレートでANAやJALのマイルに交換可能です。

●マイルへの交換レート

通常の場合
JALマイル:3,000ポイント=1,000マイル
ANAマイル:2,000ポイント=1,000マイル

「メンバーシップ・リワード」加入の場合
JALマイル:2,500ポイント=1,000マイル
ANAマイル:1,000ポイント=1,000マイル

特典航空券に必要なポイントが貯まった時点で、自分にとってANAとJALどちらの特典航空券がよりおトク感があるか、または取りやすいかを判断してからマイルに交換すればOK。
「メンバーシップ・リワード・プラス」に加入することで、ポイントの有効期限が無期限(通常は最大3年)になるのも大きな魅力です。

年会費は少々高めですがアメックスならではの特典やサービス、補償は他のカードのゴールドカードに負けない充実度!
普段の生活にはもちろん、優雅な旅を楽しむための要素が満載です。

なかでも嬉しいのが国内外29空港の空港ラウンジの利用はカード会員と同伴者1名まで無料になる特典!
他のカードはゴールドカードでも空港ラウンジが利用できるのは本人のみで同伴者は有料です。
それがアメックスなら家族でも友人でも恋人でも同伴OKです。
さらに国内外1,200カ所以上の空港VIPラウンジ利用できる「プライオリティ・メンバーシップ」にも無料で登録できます。

【アメリカン・エキスプレス・カード】の詳細

年会費 13,200円 家族カード6,600円
ETC年会費 無料/新規発行手数料935円
ポイント最大還元率 0.5%
ポイント カードご利用代金100円につき1ポイント
メンバーシップ・リワード・プラス 年間3,300円

※ポイントはANA、JAL以外にもヴァージン アトランティック航空、エールフランス- KLM航空、エミレーツ航空、フィンランド航空などのマイルにも交換可能

アメリカン・エキスプレス・カードの詳細はこちら

【ANAアメリカン・エキスプレス・カード】ANAマイルだけ貯めるならこれ!

ANAアメリカン・エキスプレス・カード」はANAマイルを貯めている方や、今から貯めようと考えている方は要チェック。
ANAとアメリカン・エキスプレスが提携して発行するカードで、ANA系カードとアメックス系カードそれぞれのメリットを兼ね備え、ANAカードの中でもマイルが貯まりやすいクレカとして人気です。

特典航空券の予約に関してもANAカード会員は先行予約ができるのもメリットです!
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入会時に1,000マイル
毎年のカード継続時に1.000マイル
フライト利用で区間マイレージの+10%のマイル
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ショッピング利用でも100円で1ポイントの高還元率で、特定の店舗での利用ではポイントアップに加えて
・ANAグループでの利用→通常の1.5倍にポイントアップ
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などのANAマイルがもらえます。

ただしANAアメックスからANAマイレージクラブへのポイント移行には「ポイント移行コース」への登録が必要
年会費とは別に費用が発生しますがポイントの交換率のアップとともに、登録期間中はポイントの有効期間が無期限になるのでポイントを無駄なくマイルに交換できます。

国内28空港・海外2空港でのラウンジを同伴者1名まで無料で利用できるのもうれしいポイント。
その他アメックス系カードならではの手厚いカード補償も付いているので安心です。

【ANAアメリカン・エキスプレス・カード】の詳細

年会費 7,700円 家族カード2,750円
ETC年会費 無料/新規発行手数料935円
ポイント最大還元率 1%
ポイント カードご利用代金100円につき1ポイント(公共料金・税金などは200円=1ポイント)
マイル移行手数料「ポイント移行コース」 年間6,600円

ANAアメリカン・エキスプレス・カードの詳細はこちら

【JALカード】JALマイルを貯めるならこれ!

JALのマイルを効率よく貯めるにはJALが発行する「JALカード」が鉄則です。
一般カードなら年会費も初年度無料、2年目以降もお手頃なので、とくに「これからJALでマイルを貯めてみよう!」という方にもおすすめです。

JALカードは日常の買い物や公共料金の支払いがポイントではなく、自動的にマイレージバンクにマイルとして貯まるシステム。
通常「200円で1マイル」ですが、全国約54,000店舗の特約店での利用なら「200円で2マイル」とマイルが2倍になります。

さらに「JALカードショッピングマイル・プレミアム」年会費3,300円に入会すれば、通常「100円=1マイル」のところ「100円=2マイル」に還元率がアップ!
普段あまり飛行機には乗らない方でも十分マイルを貯めることができます。

ボーナスマイルとしては
入会時後初めての搭乗時に1,000マイル、
毎年初回の搭乗時に1,000マイル、
フライト利用で区間のフライトマイレージ+10%のマイルがもらえます。

【JALカード(普通)】の詳細

年会費 初年度無料//年目以降2,200円
※家族カード1,100円「家族プログラム」に登録(無料)すれば家族で貯めたマイルを合算できます
ETC年会費 無料/新規発行手数料935円
ポイント最大還元率 2%
還元率 カード利用代金200円で1マイル
※ショッピングマイル・プレミアム(年会費3,300円に入会すれば100円で1マイル

JAL一般カードの詳細はこちら

さいごに

今回はANAとJALのマイルを使った北海道への特典航空券について解説してきましたが、いかがでしたか?
同じ日本の航空会社でも必要マイルや利用できる路線にはけっこう違いがあります。
まずは今回ご紹介した特典航空券の情報を参考に、あなたにとってANAとJALどちらのマイルを貯めるのがおトクで便利かを考えてみましょう。
そして特典航空券利用に必要なマイルを無理せず無駄なく貯めるためには、クレカ選びは重要なポイントです。
クレカを上手に活用することでマイルをドンドン貯めて、希望通りの特典航空券を手に入れて、北海道旅行を実現してください!

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