自動車税や軽自動車税をクレジットカードで納付すると、ポイントが貯まるのはもちろんのこと、自宅で納税が完結するメリットがあります。
自動車税や軽自動車税は各市区町村の専用サイトを利用することで、クレジットカードを使った納税が可能です。
ここでは、自動車税をクレジットカードで納付する3つの方法と、コンビニ払いができるカードなどを紹介していきます。
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軽自動車税の納税方法とは?
自動車税・軽自動車税は、毎年4月1日の時点で自動車を所有している方に支払い義務が生じる税金です。
2023年の納付期限は5月31日(水)となっています。
自動車税・軽自動車税の納税方法は以下の3つのパターンから選択可能です。
・各市区町村のサイト
・自動車税納税通知書(コンビニ払いなど)
各市区町村のサイト
自動車税・軽自動車税は各市区町村のサイトから納められるケースがあります。
例えば、神奈川県川崎市では、自動車税や固定資産税などの支払いができる「川崎市税 納付サイト」を公開中です。
「川崎市税 納付サイト」では、VISAとMasterCard、JCBとアメリカンエキスプレスとダイナーズクラブのクレジットカード(提携カードも可)にて、自動車税・軽自動車税の支払いができるようになっています。クレジットカード納付の決済手数料は以下の表の通りです。
軽自動車税などの税額 | 決済手数料 |
---|---|
1円から5,000円 | 38円 |
5,001円から10,000円 | 77円 |
10,001円から20,000円 | 154円 |
20,001円から30,000円 | 231円 |
30,001円から40,000円 | 308円 |
40,001円から50,000円 | 385円 |
50,001円から60,000円 | 462円 |
60,001円から70,000円 | 539円 |
70,001円から80,000円 | 616円 |
80,001円から90,000円 | 693円 |
90,001円から100,000円 | 770円 |
決済手数料は市区町村ごとに異なります。必ずお住まいの自治体の公式サイトから確認してください。
自動車税・軽自動車税納税通知書(コンビニ払いなど)
自動車税・軽自動車税納税通知書を使うことで、銀行などの金融機関の窓口や、コンビニエンスストアにて軽自動車税を支払うことができます。
基本的には現金での支払いですが、例外的にファミリーマートでは、ファミマTカードによる、軽自動車税納税通知書での納付が可能です。
これらの3パターンの納税方法の他、金融機関の口座振替や、スマートフォンによる「モバイルレジ」があります。
モバイルレジは、インターネットバンキングとの組み合わせで納税ができるツールです。
軽自動車税の税額
軽自動車税の税額(年)を東京都港区を例にして、「原動機付自転車」と「軽自動車・三輪または四輪」に分けて表でまとめてみました。
種類 | 税額(年) |
---|---|
原動機付自転車:50cc以下 | 2,000円 |
原動機付自転車:50cc超から90cc以下 | 2,000円 |
原動機付自転車:90cc超から125cc以下 | 2,400円 |
ミニカー20cc超から50cc以下 | 3,700円 |
小型特殊自動車:農耕用 (最高時速35キロ未満) |
2,400円 |
小型特殊自動車:その他 (最高時速15キロ以下) |
5,900円 |
軽二輪:125cc超から250cc以下 | 3,600円 |
二輪・小型自動車250cc超 | 6,000円 |
雪上車 | 3,600円 |
種類 | 旧税率・税額(年) | 標準税率・税額(年) | 重課税率・税額(年) |
---|---|---|---|
軽三輪 | 3,100円 | 3,900円 | 4,600円 |
軽四輪・貨物自家用 | 4,000円 | 5,000円 | 6,000円 |
軽四輪・貨物営業用 | 3,000円 | 3,800円 | 4,500円 |
軽四輪・乗用自家用 | 7,200円 | 10,800円 | 12,900円 |
軽四輪・乗用営業用 | 5,500円 | 6,900円 | 8,200円 |
参考資料:港区公式ホームページ「軽自動車税」
軽自動車税は年額です。標準税率は、2015年4月1日以降に新規検査を済ませた軽自動車(三輪/四輪)に適用されます。旧税率は、2015年3月31日以前の新規検査済みの軽自動車(三輪/四輪)。
重課税率は、初めての新規検査から13年以上経過している軽自動車(三輪/四輪)が対象です。
自動車税・軽自動車税をクレジットカードで支払うことで得られる3つのメリット
自動車税・軽自動車税をクレジットカードで支払うことで、以下の3つのメリットが得られます。
・自宅で軽自動車税の納付が完了
・クレジットカードのポイントが貯まる
・実質的な支払いを遅らせることができる
自宅で自動車税の納付が完了
自動車税をクレジットカードで納付するメリットのひとつには、自宅で自動車税の納付が完了する点があげられます。
わざわざ銀行などの金融機関やコンビニエンスストアなどに、軽自動車税納税通知書を持っていく手間が不要です。
しかも24時間365日いつでも納付できるため、お仕事やプライベートなどで多忙な方にも向いています。
クレジットカードのポイントが貯まる
軽自動車税のクレジットカード支払いの最も大きなメリットは、カードのポイントが貯まることです。
例えば軽四輪・乗用自家用の10,800円の自動車税を、ポイント還元率1%のクレジットカードで納めた場合、108円分のポイントがプレゼントされます。
金額は少ないかもしれませんが、現金で軽自動車税を支払っていては絶対に発生することはないメリットです。
実質的な支払いを遅らせることができる
自動車税・軽自動車税の2023年の納付期限は5月31日です。
現金で納める際には、前述した10,800円(軽四輪・乗用自家用)をすべて準備する必要があります。一方、クレジットカードで同じように5月31日に軽自動車税を納付した場合、実際に口座から引き落としされるのは、30日後から60日後です。
特に月末は、公共料金や家賃、他の税金の支払いなどが重なることも考えられます。
実質的な支払いを遅らせられることで、余裕のある時にお金を用意することにつながるでしょう。
軽自動車税をクレジットカードで支払う2つのデメリット
自動車税・軽自動車税をクレジットカード払いにすることで、ポイントが貯まったり、自宅で納付が完了するメリットがありますが、以下の2つのデメリットも存在します。
・納税証明書の発行まで現金払いよりも時間を要する
・決済手数料がかかる
納税証明書の発行まで現金払いよりも時間を要する
自動車税の納付をクレジットカードで行いますと、納税証明書(納付証明書)の発行まで2週間から3週間の時間が必要です。
そのため、特に車検を控えている方でクレジットカード払いを選択する場合、軽自動車納税証明書が届いたら速やかに納めることをおすすめします。
決済手数料がかかる
自動車税のクレジットカード払いでは、納付金額に応じた決済手数料が発生します。
クレジットカード納付を選択する際には、軽自動車税だけでなく固定資産税などの他の税金の支払いと組み合わせることで、デメリットの減少が可能です。
自動車税・軽自動車税のクレジットカード納付におすすめのカード
ここからは、自動車税・軽自動車税のクレジットカード納付におすすめのカードとして、以下の2つを紹介します。
・楽天ANAカード
・リクルートカード
・ファミマTカード
楽天ANAカード
楽天ANAカードは、年会費無料で持つことができるクレジットカードです。
提携ブランドはVISAとMasterCardとJCBの3種類から選ぶことができます。
楽天ANAカードのポイント還元率は、楽天ポイントを貯めるなら1%(100円:1P)、ANAマイルを貯めるなら0.5&(200円:2マイル)となっています。どちらを貯めるか選びますが、いつでも切り替え可能。
ANAマイレージクラブの機能を持っていながら年会費は年に一度使えば無料。税金を払ったお金でマイルを貯めて旅行しちゃいましょう。
リクルートカード
リクルートカードは、「1.2%の高還元率」が特徴である年会費無料のクレジットカードです。
例えば軽自動車税10,800円の納付にて、129円相当のポイントを受け取ることができます。
提携ブランドはJCBまたはMasterCard、もしくはVISAから選択可能です。
リクルートが提供するポンパレモールの経由で4.2%、じゃらんにて宿泊予約の際には3.2%にポイント還元率がアップ。
貯まったポイントは、コンビニエンスストアのローソンなどで使えるPontaポイントや、Oisix(オイシックス)の有機野菜などと交換できるようになっています。
ファミマTカード
ファミマTカードは、年会費や入会金は無料、提携ブランドはJCB、ポイント還元率は1%のクレジットカードです。Vポイントが使える店舗であれば、ファミマTカードを提示して現金払いをするだけでも200円ごとに1ポイント付与されます。
ファミマTカードで軽自動車税を納付する際には、軽自動車税納税通知書を直接ファミリーマートのレジで支払うことも可能です。もちろんVポイントを受け取ることができます。そして他のクレジットカードと同様、自治体のサイトで納付も選択可能です。
おわりに
自動車税・軽自動車税をクレジットカードで納付する3つの方法と、おすすめのクレジットカードを紹介してきました。
自動車税・軽自動車税だけでなく固定資産税などの支払いをクレジットカードに変えることで、お得にポイントを貯めることにつながります。是非、参考にしてみてください。