年に4回も支払う固定資産税は、ネットからクレジットカード支払いできます。
場所や時間を問わず、クレジットカードのポイントがつくことは大きな魅力です。
だったら還元率1.0%の楽天カードがいいのでは?と、思いがちですが、固定資産税の還元率はたったの0.2%です。
つまり500円で1ポイント還元。自動車税・都市計画税・法人税・地方法人税・贈与税・厳選所得税・住民税・国民年金保険料支払いも同様です。
そこで、ぜひご紹介したいのがこの支払い方法。
それは「セブンカード・プラス」を使ったnanaco払いです!
固定資産税や自動車税など、税金を払う皆さんに知っていただきたいこのやり方について、詳しく解説していきましょう。
セブンカード・プラスからnanacoにチャージして税金支払い
セブンカード・プラスは年会費無料。基本還元率は0.5%ですが、イトーヨーカドーやヨークマート、セブン-イレブン、デニーズ、ENEOSなどで利用すると還元率は1.0%。200円で2nanacoポイントがたまります。
さて、税金をnanaco払いにする手順は、
・セブンカード・プラスからnanacoにチャージする。還元率0.5%。200円で1nanacoポイント。
・コンビニで固定資産税の納付書をnanaco払いする。※税金や公共料金はポイント対象外
ということで、還元率は0.5%となります。
【支払う固定資産税:10万円】
セブンカード・プラスからnanacoへのポイント還元率:0.5%
納付サイトの決済手数料:不要
支払金額10万円×0.5%=500円
nanacoにチャージする金額分はポイントがつきますし、支払い時に決済手数料もかかりません。
チャージした分のポイントはまるまる受け取れます。
ちなみにこの裏技は、カード払いに対応していない自治体や、他の公共料金・税金の支払いでも使えます。
つまりかなり万能な方法ということ!すべてこの方法で支払えば、相当な金額が節約できるでしょう。
nanacoのチャージ上限は5万円まで。ちょっとした手間をかけよう
実はnanacoにチャージできる金額の上限は5万円まで、セブンカード・プラスからnanacoにチャージできるのは1回につき3万円まで(スマホでのモバイルチャージは29,000円まで)という制限があります。
この壁を突破する手順を伝授しましょう!
【nanacoに高額チャージする手順】
①セブンカード・プラスから2回に分けて計5万円をチャージ(この状態を「センター預かり」といいます)
②セブン銀行ATMやイトーヨーカドーやセブン−イレブンのレジで、センター預かりになっているチャージ分をnanacoに移動させる
③再びセブンカード・プラスから計5万円をチャージ
④この状態で再度レジに行き、5万円ずつ固定資産税を支払う
少し面倒なのは、nanacoへのチャージは1日当たり3万円までしかできないため、この方法は4日かけて行う必要があることです。
スキマ時間を使ってセブン−イレブンに通うといいですね。
ローソンの春キャンペーンでポイントをもらう
毎年春ごろ、ローソンやナチュラルローソンなどで自動車税などの収納代行を利用すると、ポイントが当たるキャンペーンが実施されていました。
こうしたキャンペーンは来年も開催されるかもしれませんので、チェックしておきましょう。
固定資産税とは?いくら支払うもの?
固定資産税は、自宅や別荘、オフィスなどの土地や家屋、償却資産などの「固定資産」にかかる税金です。
地方税なので市町村に納めますが、東京23区は特例で東京都に納税します。
納税対象者は「毎年1月1日時点で対象の固定資産を所有している人」です。
固定資産税の金額は、次の計算式で求められます。
固定資産税額=固定資産評価額×税率(基本1.4%)
(例)
・固定資産評価額:2,500万円
・税率:1.4%
このような条件の家を所有していれば、固定資産税額は2,500万円×1.4%=35万円となります。
固定資産税額は物件を購入したときの金額ではありません。実際に納税する金額は、毎年5~6月頃に届く「固定資産税の納税通知書」で確認しましょう。
固定資産税は高額になりやすいので、年4回の分割払いが基本です。
中には年1回の一括払いを選択できる自治体もあります。
固定資産税の支払い方法は、納付書による現金払いや口座振替、ペイジー払い、そしてクレジットカード払いから選択可能。好きな方法で納税します。
固定資産税をクレジットカードで支払う3つのメリット
固定資産税のクレジットカード払いには、主に3つのメリットがあります。
①銀行窓口やコンビニに行かずに、いつでもどこでも支払える
②クレジットカードのポイントが貯まってお得!
③支払い記録がカード履歴に残り、家計管理しやすい
好きな場所からインターネットで納税でき、カードのポイントが貯まります。
固定資産税は金額が大きいので、その分もらえるポイントも多いですね。
またカードを利用すると、その履歴が会員ページやマイページに残ります。
いついくらの税金を支払ったか、紙の納付書がなくてもしっかり家計管理できますよ。
固定資産税をクレジットカードで支払う際の2つの注意点
一方で固定資産税をカード払いする際に、注意しておきたいことが2つあります。
①決済手数料がかかる
②納税証明書に反映されるまでに時間がかかる
固定資産税以外の税金も含め、カード払いをすると「決済手数料」がかかります。
この手数料は支払い先の自治体によって異なるので、詳しくは実際に手続きする際に確認してみてください。
東京都や大阪市の例は後ほど記載してあります。
カード払いだとその支払金額を役所で確認できるまでに時間がかかるため、納税した事実が記載される「納税証明書」にすぐ反映させることができません。カード払いの専用サイトに、納税証明書に反映される日付が表示されるので、問題ないか確認してから手続きしましょう。
固定資産税をクレジットカードで支払う2つの方法
クレジットカードで支払う際に使うサイトは主に2種類あり、納税する自治体によって使用サイトは異なります。
固定資産税だけでなく他の地方税も同じように支払えます。
①各自治体の専用サイトでの支払い
東京都や大阪市など独自の「クレジットカード納税サイト」を作っている自治体は、この専用サイトを使って納税します。
ちなみに大阪市では、クレジットカードに加えてApple Payも使用できるそうですよ。
この専用サイトを利用する際は、その金額に応じた決済手数料がかかります。
例えば東京都の決済手数料は次の通りです。
画像引用:都税クレジットカードお支払サイト(東京都主税局)
大阪市の手数料体系はこちら。自治体によって多少の違いがありますね。
画像引用:大阪市税 納付サイト(株式会社エフレジ)
専用サイトで支払う際に会員登録は不要ですが、納付情報を入力する必要があります。
納税通知書や納付書を手元に用意しておくと、スムーズに手続きできますよ。
結論:固定資産税はセブンカード・プラスとnanacoでクレジットカード支払い!
年4回まとまった金額を支払う固定資産税。お得感を追求するならクレジットカード払いがおすすめです。
セブンカード・プラスを使ってコンビニでnanaco払いすると、決済手数料の負担がなくなり結果的にお得になります。
ぜひ一度試してみてくださいね!
※nanaco払いの納税対応は年々変化しています。あらかじめお手元のバーコードをコンビニでスキャンしていただき、支払うことができるのか、確認をお願い致します。