納税。納めなければいけない税金とわかってはいるが、イタイ出費!
「少しでも負担を減らせないものか?」
そんなあなたにこそお伝えしたい方法。それが、クレジットカード払い!
クレジットカード納付でしたら、24時間365日いつでも自宅で支払えてポイントも貯まります。
ここでは、納税がクレジットカードで可能な税金の一覧表。納税をクレジットカードで行うメリットとデメリット。
クレカ払いやコンビニ払いなど納税支払いの4つのパターンと、6枚(一般向け3枚、個人事業主向け3枚)のおすすめクレジットカードを紹介していきます。
納税はクレジットカードで完結!納められる税金一覧表
納税がクレジットカードで可能な税金の種類を以下の表にまとめています。
国税 | ・所得税、申告所得税、復興特別所得税 、源泉所得税 ・消費税、地方消費税 ・法人税、復興特別法人税 ・相続税、贈与税 ・酒税、たばこ税、たばこ特別税 ・石油税、石油石炭税 ・電源開発促進税 ・揮発油税、地方揮発油税 ・地方道路税 ・石油ガス税、航空機燃料税 ・登録免許税 ・自動車重量税 ・国際観光旅客税 ・印紙税 |
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地方税(都道府県税) | ・自動車税 ・個人事業税 ・不動産取得税 |
地方税(市区町村税) | ・住民税(都道府県および市区町村民税) ・固定資産税、都市計画税 ・軽自動車税 |
その他 | ・国民健康保険 ・国民年金保険料 ・ふるさと納税 |
国税では、所得税や法人税の他、相続税や贈与税などもクレジットカードで納税できることがわかります。
地方税に関しては、自治体ごとに異なるため、お住いの都道府県および市区町村の公式サイトをチェックしてみてください。
その他には、税金ではありませんが、国民健康保険と国民年金保険料も、クレジットカード納付ができます。
納税をクレジットカードで行う5つのメリット
納税をクレジットカードで行うことで、次の5つのメリットが得られます。
納税額に応じたクレジットカードのポイントが貯まる
納税をクレジットカード払いにすることで、納税額に応じたクレジットカードのポイントが貯まります。後ほど紹介する楽天カードで、相続税80万円を納めた場合、800,000円×1%(ポイント還元率)=8,000円相当のポイントを受か取ることが可能です。
24時間365日・自宅で納税が完結する
納税でクレジットカードを選択した際、24時間365日・自宅で納税が完結することも、メリットのひとつとしてあげられるでしょう。納税事務所や銀行などの窓口では、平日の受付時間内のみ、税金が納められます。
平日は仕事、休日は趣味や家族サービスなどで多忙な方にとって、ふと思い出したタイミングで納税できるのは、案外大きなメリットではないでしょうか。
家計の管理がしやすくなる
税金をクレジットカードで納めた場合、支払履歴が利用明細に記録されます。いつ、何に使ったのかが、瞬時にわかるため、確定申告などの際に重宝することでしょう。老後の資産の算定や住宅ローンを組む際など、収入と支出のバランスを見直す機会にもなるかもしれません。
多額の現金を持ち歩く必要がなくなる
税金をクレジットカード納付に切り替えますと、多額の現金を持ち歩く必要がなくなります。特に銀行のATMやコンビニエンスストアでの盗難や、特殊詐欺などのトラブルを回避することにつながるでしょう。
支払い方法(分割払い、リボ払いなど)が選択できる
税金のクレジットカード払いには、支払い方法を選択できることもメリットです。一括払いはもちろんのこと、分割払いやリボ払いを選ぶこともできます。
おすすめは一括払いまたは2回払いです。どちらも金利手数料がかかりません。しかも実際の支払日を30日から60日後にすることが可能です。
分割払いやリボ払いは、支払回数が多くなればなるほど、金利手数料が増えるため、せっかくプレゼントされたポイントを上回ってしまいます。(ポイント<金利手数料)
そのため、やむを得ない場合を除き、あまりおすすめすることはできません。
もし分割払いやリボ払いを選択した際には、ボーナス月などに多めに支払うなど、可能な限り、支払回数を減らすようにしてください。
※リボ払いの金利は年15%。預貯金なら「4.8年」で倍額(100万円⇒200万円)になる利率です
納税をクレジットカードで行う3つのデメリット
納税をクレジットカードで行うことで、ポイントが貯まる。自宅で納税が完結するなどのメリットがある一方で、同時に次の3つのデメリットも存在します。
クレジットカードの決済手数料がプラスされる
納税のクレジットカード払いは、納税額+決済手数料がトータルの支払金額となります。前述した80万円の相続税を「国税クレジットお支払サイト」にて納めた場合、800,000円+6,566円(決済手数料・消費税8%込)=806,566円が総支払額です。
ですが、後ほど取り上げる「JCBカード W」で納付したと仮定しますと、800,000円×1%(ポイント還元率)=80,000円相当のポイントが付与されます。そのため、80,000円-6,566円=73,434円分がお得になるということです。
納税証明書がすぐに受け取れない
納税をクレジットカードで実施した際には、領収証書の発行はありません。クレジットカードの明細で確認することになります。車検などで自動車税の納税証明書が必要な場合には、自動車税の納付から2週間から3週間後に申請することが可能です。自動車税の納付書が届いたら即、納税することでデメリットを最小限にすることにつながります。
納税のクレジットカード払いに対応していない自治体もある
納税のクレジットカード払いは、すべての自治体で対応しているとは限りません。今後は増加することが予想されますが、税金を納める前に、お住いの都道府県や市区町村の公式サイトにて、クレジットカード払いを受か付かているかどうか?を必ず確認してください。
納税のクレジットカード払い4つのパターン
納税をクレジットカードで行う方法には、以下の4つのパターンがあります。
国税クレジットカードお支払サイト
納付書とクレジットカードを準備してから、国税庁のサイトにアクセスします。
記載されている内容をすべて読んでから、「上記の注意事項を確認しました」にチェックを入れます。
下にスクロールして、「同意」をタップ。
利用者情報(氏名、住所、電話番号など)を入力後、納付税目(相続税など)を選択し、「次へ」をタップします。次の画面でクレジットカード情報(カード番号やセキュリティーコードなど)を入力し、内容をすべて確認しましたら、納税の完了です。
地方税(都道府県税)
地方税の都道府県税のクレジットカード納付は、事前に各都道府県の公式サイトから確認してください。カード納付に対応していない都道府県も存在するためです。ここでは、東京都の「都税クレジットカードお支払サイト」を例にして、手続きの流れを紹介します。
あらかじめクレジットカードと納付書を手元に用意してから、都税クレジットカードお支払サイトにアクセス。
決済手数料などの内容をきちんと目を通してから、「上記の注意事項を確認しました」にチェック。「同意して次へ」をタップします。
次の画面で、納付書に記されている納付番号などを入力します。
その後は、クレジットカードの情報を入力し、入力した内容に問題がなかれば、納税が完了となります。
コンビニ
コンビニではクレジットカードの納税には対応していませんが、クレジットカードから電子マネーへのチャージにて、ポイントを得ることができます。
例えば、セブン-イレブン(nanaco)のセブンカード・プラスやリクルートカード、ミニストップ(WAON)のイオンカードセレクトなどが代表的です。詳しくは次のリンクにまとめました。
⇒【2019年最新版】納税はコンビニでnanaco払いがお得!税金支払いにおすすめ最強クレカ3選
納税はクレジットカード払いでよりお得に!おすすめのカードを3枚紹介!
ここからは、納税のクレジットカード払いにて、よりお得にできるおすすめのカードを紹介します。
・楽天カード
・JCBカード W
・セゾンパールアメックス
楽天カード
楽天カードは、ポイント還元率1%で年会費永年無料のクレジットカードです。
例えば自動車税や軽自動車税、固定資産税や住民税の納付期限となる4月から6月を、カード発行後6か月の間に充てることで、1%のポイントを受け取れます。
ネットショッピングモールの楽天市場を利用すると、お買物ポイントが最大15.5倍になります。
貯まったポイントは、1ポイント=1円相当で楽天グループで利用可能。
JCBカード W
JCBカード Wは、いつでも通常の2倍のポイント還元率1%が適用されるクレジットカードです。18歳以上39歳以下の方が対象となります。年会費は無料。相続税や贈与税の納付にも1%のポイントを還元。ふるさと納税を納めた際には、納付先の自治体からの返礼品とともに、カードのポイントも貯まります。
他にもセブン-イレブンでは4倍(還元率2%)、スターバックスでは11倍(還元率5.5%)、ネットショッピングモールのOkiDokiランドの経由で最大20倍(還元率10%)のポイントを受か取ることが可能です。
貯まったOkiDokiポイントは、ANAやJALのマイレージ、デルタ航空のスカイマイル、JCBギフトカードや東京ディズニーリゾートのパークチかットなどと交換できます。
セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード
セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カードは、18歳から申し込めるクレジットカードです。
初年度年会費は無料、2年目からは1,100円かかりますが、前年度に1度でもカード利用があれば、年会費は無料になります。
セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カードのポイントシステムは、有効期限が設定されていない「永久不滅ポイント」です。国民健康保険や住民税、国民年金保険料などの支払いにも、もれなく0.5%のポイントが付与されます。
貯まった永久不滅ポイントは、セゾンポイントモールでのショッピングの購入代金に充てることができる他、JALマイルやANAマイルなどと交換可能です。「ポイント運用」にて日本株や外国株への投資をするチャンスも用意されています。
法人経営者や個人事業主の納税におすすめのクレジットカード3選
続いて、法人経営者や個人事業主の納税におすすめのクレジットカードとして、厳選した以下の3枚を紹介します。
・セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード
・JCB法人カード
・アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カード
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードは、年会費22,000円で発行できる法人用のクレジットカードです。年間200万円以上の利用にて、翌年度の年会費が11,000円となります。
法人税や消費税、固定資産税や都市計画税などの税金や、業務中の経費の支払いに使用することで、年間200万円の利用にも近づきやすくなるでしょう。
ポイント還元率は0.5%ですが、セゾンマイルクラブへの登録(年会費5,500円(税込))にて、1,000円の利用につき、10マイルをプレゼント。同時に2,000円につき1ポイントも付与されます。年間200万円の利用の場合、20,000マイルと1,000ポイントが貯まる計算です。
それから国内の主要空港ラウンジが無料で利用できる他、年会費429米ドルのプライオリティ・パスが無料で発行されます。
JCB法人カード
JCB法人カードは、一般、ゴールドともに初年度年会費無料。2年目からは一般は1,375円、ゴールドは11,000円の年会費で所有することができます。
自動車税や個人事業税、不動産取得税や固定資産税の納付にも1%のポイントをプレゼント。海外では2倍(2%)、Amazonの利用にて3倍(3%)、GDOでは5倍(5%)、オリックスからは6倍(6%)のポイントが還元されます。
貯まったOkiDokiポイントは、雑収入として会計処理をした後、JCBギフトカードやAmazonポイント、JALやANAのマイルに交換することが可能です。ゴールドカードには、空港ラウンジサービスの無料利用などの特典もあります。
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カード
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カードは、年会費13,200円にて作ることができる、法人または個人事業主を対象としたクレジットカードです。
法人税や源泉所得税、住民税や個人事業税などの税金の納付にも利用できます。
サービスやショッピングの購入代金100円ごとに1ポイントを付与。メンバーシップ・リワード・プラス(年会費3,300円)への加入にて、加盟店の利用で100円につき3ポイントを受か取ることが可能です。他にもポイントの有効期限が無期限となったり、1,000ポイント=1,000ANAマイルへの移行※1が認められるようになります。
※1 別途「メンバーシップ・リワード ANAコース(年間参加費5,500円)」への登録も必要
他にも国内外29空港のラウンジサービスの無料利用や、最大5,000万円補償の海外および国内の旅行傷害保険が付帯。出張や旅行の多い方に特におすすめのカードと言えるでしょう。
おわりに
ここまで、納税がクレジットカードで完結する税金の一覧表と、納税をクレジットカードで行う5つのメリットと3つのデメリット。納税のクレジットカード払い44つのパターンと、納税におすすめの6枚のクレジットカードを紹介してきました。
税金は銀行やコンビニでも納付できますが、クレジットカードで納めることで、現金払いでは発生しないポイントが貯まるメリットがあります。今回紹介した6枚のカードが、税金のクレジットカード払いを検討している方のお役に立てれば幸いです。